鉄道旅客協会によると加盟旅行業12社の今年5月の総取扱額は、前年同月比23.6%減の2264億7465万円だった。このうち国内旅行は同17.8%減の1478億3292万円、海外旅行は同34.1%減の716億7990万円、外人旅行は同17.0%減の47億7123万円。特に、新型インフルエンザの流行で、旅行や出張の中止が相次いだ海外旅行の落ち込みが目立つ。
国内旅行は12社いずれも前年実績を割り込む結果となった。各社とも15〜25%前年実績を下回った。海外旅行は、トップツアー、名鉄観光、農協観光が前年実績の半分以下にとどまった。外人旅行は近畿日本ツーリストが前年同期比15.6%増と2ケタ伸ばしたほかは各社前年割れの結果となった。
総取扱額は、日本通運の不振が目立つものの、その他各社も軒並み低調。
今年4月からの累計取り扱い額は、総取扱額が前年同期比19.2%減の4465億2145万円だった。内訳は、国内旅行が同15.2%減の2855億7048万円、海外旅行が同26.3%減の1472億8216万円、外国人旅行が同20.3%減の99億1270万円となった。