中部(東海、北陸、信州)広域観光推進協議会はこのほど、「広域観光モデルコース集」を作成した。中部の旅行会社を始め、首都圏や関西圏、海外の旅行会社にも提供し、観光旅行商品の造成に役立ててもらう。
モデルコースは国内観光向けが25コース、訪日外客向けが25コースで、中部での長期滞在、周遊型を前提に国内コースは2〜3泊、外客コースは4〜5泊が基本とした。「それぞれ『花、街道、まち並み』『ものづくり(産業観光)』などテーマ、ストーリー性のあるコースを提案している」(同協議会)。
また、新名神高速道の亀山〜草津田上間の開通や東海北陸自動車道の全線開通、富士山静岡空港の開港といった中部の交通プロジェクトの整備を見据え、首都圏や関西圏との広域連携を踏まえた新たなコースも示した。