中小企業基盤整備機構沖縄事務所は2月27日、全国旅行業協会(ANTA)の会員企業を対象に「地域資源を活用した着地型観光開発セミナー」を開催、約50人が出席した。
中小機構は中小企業庁と協力し、地域の強みとなる観光資源や農林水産物などの地域資源を活用して、新商品、新サービスの開発や事業化に取り組む中小企業を支援する「中小企業地域資源活用プログラム」を推進、全国でセミナーや商談会を開催しているが「観光セミナーを開くのは全国初」(同事務所)と言う。
同プログラムは事業計画に取り組む中小企業を、事業の構想段階から事業化まで一貫してハンズオン支援を実施するのが特徴で、「県内での観光資源を活用した地域資源活用認定事業計画は現在までに8件となっている」(同)。
セミナーではツーリズムマーケティング研究所の井門隆夫氏が同プログラムを活用した着地型観光の開発ポイントを紹介した。また、セミナー終了後には地域資源パートナー制度に登録している日本旅行やティーゲート、KNT沖縄も参加し、認定企業の経営者らとの相談会も開かれた。
初めての観光セミナーとあってか、定員いっぱいのANTA会員が出席