飛騨の味覚を満喫
下呂温泉旅館協同組合(岐阜県下呂市、瀧多賀男理事長)は20日、同温泉で秋の恒例イベント「謝肉祭」を開いた。飛騨牛をはじめ、五平餅、地元の高校生が開発したカステラなど地元の食を販売したほか、ステージで太鼓やジャズ演奏などのアトラクションを披露。目玉は飛騨牛の焼肉と飛騨産コシヒカリ、きのこ汁のセットで、300円の破格値で販売したところ、イベントの開始前から場内に長蛇の列ができた。
地域ブランドの一つ、飛騨牛に感謝しつつ、その味を楽しもうとの催し。2006年からの開催で、今年で14回目。毎回およそ5千人が訪れ、3千食用意した飛騨牛焼肉のセットが完売になる盛況となっている。
飛騨川河川敷の特設会場には食欲をそそる肉の香りが漂い、訪れた観光客らはアトラクションや風光明媚な景色を楽しみながらこの地ならではの味覚を満喫していた。炭火で焼かれる巨大な肉の塊の周りでは、「インスタ映えする」と家族連れらが記念写真を撮る場面も。くじが付いた餅をまき、1等にペア宿泊券を贈る抽選も行った。
肉の塊と記念写真を撮る家族連れ。肉を焼くのは瀧康洋・下呂温泉観光協会会長