下呂温泉の高台に位置するパノラマリゾートで知られる「ホテルくさかべアルメリア」(日下部幸夫社長、125室、726人収容)は、5月1日に、本館南ウィング棟の3階から5階の客室18室をリニューアルオープンした。
今回のコンセプトは、寛ぎと空間を重視の「アジアスタンダード和洋室」。従来の16畳基調の和室から、和の情緒と洋の機能を巧みに融合し、広々とした和洋室に改装。
客室の約半分の和室には、座椅子とテーブルが置かれ、壁には42インチのハイビジョンTVがはめ込まれ、ドルビーシステムを採用。音響効果も優れている。また、DVDプレイヤーもフロントで貸し出す。好きな映画も楽しめる趣向だ。
一方の洋間にはツインのベッドルームが備えられ、アーバンリゾート感溢れるバックパネルライトとナチュラルウッディ素材のコラボレーション空間。洋間のエントランスも、落ちつきと、やわらかな間接光がなごみの空間を演出している。また、モダンな和風のパウダールーム、アメニティも揃っている。
和洋室の壁板、天井、ウッドデッキ、調度品に至るまですべてオーダーメイドで設えている。また、照明全体にLEDを採用し目に優しい光の演出を施す。今回の改装はリゾートホテルの方向性を全面に打ち出したもので利用客から歓迎されている。さらにユーティリティースペースからは下呂温泉街が一望できる。ウッドデッキの天然芝と飛騨の自然美が心を癒してくれる。この他、6階には露天風呂付きスイートルーム5室を完備している。
自然芝を配したウッドデッキ