三重県は4日、東京・文京区の椿山荘で旅行会社とメディア向けのイベント「三重県観光発表会・交流会」を開いた。県側からは観光局、観光連盟、市町、各観光事業者から180人が参加。約40団体が観光PRブースを出展した。
集まった旅行会社、メディアは325人。総勢500人超の一大イベントとなった。
観光発表会では鳥羽若女将「うめ蕾会」、榊原温泉女将の会「糸さくら」の女将らが「美し国三重(うましくにみえ)」の新PRポスターを紹介。辰己清和観光局長はあいさつで「今年は60年に一度のお陰参りの年である『おかげ年』。伊勢神宮の参詣客数は昨年798万人だったが、今年は1月で223万人を記録し、昨年を上回るペースで伸びている」と話した。
野呂昭彦知事は「伊勢神宮はいま“パワースポット趦として若い女性に人気がある。四日市市のスタミナ豚ステーキ『四日市とんてき』、津市のッ巨大揚げ餃子『津ぎょうざ』、たこかつや伊勢エビコロッケをはさんだ鳥羽市のご当地ハンバーガー『とばーがー』など、B級グルメも盛り上がってきている」と述べ、新しい切り口での観光の魅力をアピールした。
三重県は09年度から「美し国三重」のキャッチフレーズでの観光PRを開始。14年度までの6年間、継続展開する計画だ。
レースクイーン、海女さん、ご当地キャラ達と三重県をPRする野呂知事(中央)