高級宿泊予約サイト、一休.comを運営するの一休が30日発表した09年度第1四半期(4〜6月)決算は、純利益が前年同期比5.2%増の1億8100万円となった。
営業収益は同4.1%増の6億2200万円、営業収益から営業費用を引いた営業利益は同4.5%増の3億円。経常利益は同5.1%増の3億1千万円だった。
営業収益のうち5億9千万円は、主力事業である一休.comとレストラン予約サイト「一休.comレストラン」、ショッピングサイト「一休.comショッピング」のサイト運営手数料で、残りは広告収入など。
高級ホテル全体の単価下落傾向で、一休.comの1室あたり平均単価は2213円減の2万2660円だったが、取扱室数は同5.9%増の30万4千室となった。「単価が下がり、利用しやすくなった結果、宿泊予約が増えた」(同社)。一休.com単体のサイト運営手数料も同2.6%増の5億6千万円となった。
宿泊取扱高は同3.5 %減の68億9600万 円。内訳は旅館が同1.4%増の10億5200万円、ホテルが同4.4%減の58億4300万円だった。
取扱室数の内訳はホテル94.7%、旅館5.3%の比率。ホテルの1室あたり平均単価は同2217円(9.9%)減の2万281円となったが、旅館の同平均単価は819円(1.2%)減の6万4952円と下落幅が小さかった。
契約宿泊施設数は、旅館が同77軒増の528軒で、ホテルが同36軒増の638軒。旅館の増加が目立つ。