一休は現在のポイントプログラムを強化した「ロイヤリティプログラム」を始める。11年3月までに発表する。10月28日に行った10年度四半期決算発表の場で森正文社長が語った。
外部の調査機関に委託して行ったユーザー調査で「楽天トラベル、じゃらんnetのポイントの方が、一休のポイントよりも使い勝手がよいとの調査結果が出た」(森社長)ため。
リクルート旅行カンパニーが11年4月1日から開始する「じゃらん×ホットペッパーポイント」では、現在のじゃらんポイントのプログラム内容を強化、変更するのと同時に、宿泊施設が負担するシステム利用料(手数料)が値上げされる。じゃらんnetに対する宿側の実質的負担が、シングル利用の場合には4%から8%に、2人以上1室利用の場合には8%から10%にそれぞれ上がる。
ロイヤリティプログラムに伴って、宿泊施設側の負担が増える可能性はあるのかという質問に対して森社長は「ノーコメント」と回答した。一休.comの手数料率は現在8%。サイト開設時の手数料率は7%だった。