
グランプリを受賞した函館市の大泉市長(前列右から2人目)ら
地域活性化に貢献した映画やドラマとそのロケ地を表彰する「第15回ロケーションジャパン大賞」の授賞式が2月20日、東京都内で開かれ、グランプリを「劇場版『名探偵コナン100万ドルの五稜星(みちしるべ)』」と、ロケ地となった北海道函館市が受賞した。
ロケ地を紹介する雑誌「ロケーションジャパン」(発行=地域活性プランニング)の編集部が主催。2023年11月1日から昨年10月31日までに公開・放送された映画やドラマを対象に、その年で一番地域を盛り上げた作品と、作品を支えた地域を有識者の審査や2万人の一般アンケートをもとに選定した。
劇場版「名探偵コナン~」は、昨年4月に公開されたアニメ映画。興行収入が150億円を超えて同年1位を記録。五稜郭タワーに1カ月で14万人が来訪するなど、舞台となった全ての施設で入館者数が前年度を超えたほか、市の観光客数が過去10年で新幹線開通時に次ぐ増加数になったという。
授賞式で函館市の大泉潤市長は「素晴らしい賞を頂きうれしい。函館の風景が精密に反映されていることで、市民はストーリーが頭に入らずに映画を何度も見たという現象が起きたほど。”聖地巡礼”に来た人も楽しんでいただけたのではないか」と述べた。
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