長野県阿智村と阿智昼神観光局は11月7日、ユニバーサルツーリズムのシンポジウムを阿智村コミュニティ館で開催する。観光、福祉、介護、教育などの有識者を招き、講演やパネルディスカッションを行う。ユニバーサルツーリズムに関心を持つ関係者の参加を募集している。
阿智村は、高齢者や障害者など誰もが旅行を楽しめるユニバーサルツーリズムを推進。昼神温泉郷内のバリア計測やけん引型車いす活用の実証実験、専門担当者による観光サポートなどを実施し、さらなる環境整備を目指している。
シンポジウムでは、「基調講演(1)」として近畿日本ツーリスト首都圏のユニバーサルツーリズム推進担当、伴流高志氏が「受入れ先進地の取組と今後の展望」を語る。「基調講演(2)」では、奈良学園大学教授の池田耕二氏、北大阪ほうせんか病院・理学療法士の喜多一馬氏が「リハビリテーションの視点から見た温泉旅行の可能性」について提言する。
パネルディスカッションのテーマは、「ユニバーサルツーリズムが社会を変える!?」。コーディネーターは中村正善氏(JINRIKI代表取締役)が務める。パネリストは、中山陽平氏(わくわく代表取締役)、牛山玲子氏(ユニバーサル・サポートすわ代表)、橋本剛氏(別府・大分バリアフリーツアーセンター)、山本昌江氏(はぐカフェ)、白澤裕次氏(阿智昼神観光局代表取締役)。
シンポジウムへの参加は無料だが、事前の申し込みが必要。問い合わせは阿智昼神観光局TEL0265(49)3171まで。