
マリオット・インターナショナルは、2019年7月までに世界中のホテルでプラスチックストローを廃止する方針を発表した。
マリオット・インターナショナルのプラスチックストロー削減計画は、ホスピタリティ企業が事業の持続可能性を高めるため、またプラスチックの消費を削減するためにもたらす、最新の“変化”となります。本年初め、マリオット・インターナショナルは、約450軒に上るセレクトサービスホテルにて客室にある使い捨ての小さな洗面用ボトルを、より多くのお客様が使用可能な大きめのシャワー内ディスペンサーに置き換え始め、廃棄物を削減しました。年末までに北米にある1,500軒以上のホテルで新たなディスペンサーが導入される予定で、その結果、マリオット・インターナショナルは、通常なら廃棄処分となる3,500万本以上の小さなプラスチック製洗面用ボトルを削減することができます。
マリオット・インターナショナルが実施するこの取り組みは、環境への影響軽減に対する貢献を目指して始動いたしました。昨年、当社は2025年までに埋め立て廃棄物を45%削減し、当社内で上位10位の製品購入カテゴリーに対し各製品を責任を持って調達するという、これまでになく意欲的な持続可能性及び社会的影響力へのゴールを打ち出しました。これらのゴールやその他環境保護プログラムは、環境への影響を軽減するとともに、社会的、環境的、そして経済的問題に呼びかける、当社の「サーブ360: あらゆる角度からの慈善活動」の一環となっています。
世界各地のホテルがプラスチックストローを廃止へ
イギリスでは2月に、60軒以上のホテルがプラスチックストローの廃止を開始し、お客様のご希望がある際には代替的なストローを提供しています。都市部のブティックからオーシャンフロントのリゾートまで、多岐にわたる数多くのプロパティがこのプロジェクトを牽引しています。
・セントパンクラス・ルネッサンス・ホテル・ロンドン:2月にプラスチックストローの削減を開始し始めた60軒の中の1軒です。2月以来、当ホテルではお客様より肯定的なフィードバックを頂いており、ホテル内でのストロー使用量は半減しました。
・ロス・スエノス・マリオット・オーシャン&ゴルフ・リゾート(コスタリカ): 今年初めにプラスチックストローの使用を廃止しました。
・JWマリオット・マルコアイランド・ビーチ・リゾート:3月に南西フロリダのパラダイスコーストにあるホテル内で初めてプラスチックストローを廃止したホテルで、毎月約65,000本分のストローを削減しています。
・フォーポイントバイシェラトン・ブリスベン: 6月にプラスチックストローやマドラーを排除しました。ホテルの30階に位置するブリスベンで最も高層階にあるバー、サゼラック(Sazerac)を含め、ホテルで全面的に代替製品を採用しています。
・シェラトン・マウイ・リゾート&スパ: 8月にハワイで初めてプラスチックストローを廃止したホテルです。レストランやルアウ(ハワイ式宴会料理)などでの使用を排除し、月に約30,000本分のプラスチックストローを削減しています。
「お客様は、マウイの美しい自然と息を呑むような素晴らしい海の生活を楽しむために、私たちのホテルに宿泊されています。そのため、お客様は害ある環境汚染を軽減することに熱心です。プラスチックストローの使用を廃止することで、私たちは海や絶滅の危機にあるホヌ(アオウミガメ)などの動物を保護することの重要性について、お客様と持続的に共有することができています」(シェラトン・マウイ・リゾート&スパ 総支配人、テツジ・ヤマザキのコメント)
プラスチックストロー削減計画の発表と併せ、当社は本社内でもプラスチックストローの使用を廃止してまいります。
マリオット・インターナショナルのプラスチックストロー削減計画は、2019年7月までに直運営およびフランチャイズ運営すべてのホテルにて実行される予定です。ホテルオーナーやフランチャイズホテルに、既にあるプラスチックストローを使い切り、代替となるストローを探し、ホテルスタッフにカスタマーサービスの対応変更点を教育した後に実行されます。この計画の一環として、ホテルはお客様から要望があれば、実行前であってもより環境に優しい代替ストローを提供してまいります。