マリオット・インターナショナル、北米・インターナショナルに新幹部を任命


 マリオット・インターナショナルは14日、北米・インターナショナルに新幹部を任命したと発表した。

マリオット・インターナショナル(本社:米国 メリーランド州、社長兼最高経営責任者:アーニ・ソレンソン)は、長年シニアエグゼクティブを務めてきたデイヴ・グリッセンが、2020年末を目途に現職のアメリカ大陸担当グループ・プレジデントより退き、2021年第一四半期中に36年在籍してきた当社を辞職する意向を固めたことを発表いたしました。グリッセンは過去11年間にわたり当社アメリカ大陸のビジネスを牽引し、5,640軒を超えるプロパティおよび16万人もの従業員から成る、アメリカ大陸のすべての宿泊ビジネスを統括してきました。

「当社にとって非常に長い間不可欠な存在であった、デイヴ・グリッセンがいないマリオットを想像することは難しいです。デイヴは現場をよく理解している完璧な戦略家で、次の新たなアイデアメーカーであるのと同時に実行を成功に導くことにも長けています。おそらく彼の最も重要なレガシーは、チャンピオンリーダーシップトレーニングに対する功績と、それにより新たなリーダーを育成し、当地域のホテルでのパフォーマンスを向上させたことです。デイヴがいなくなるのは寂しいですが、彼の人生の次のステップは、マリオットでの並外れた在職期間と同じくらいダイナミックで有意義なものとなると確信しています」(マリオット・インターナショナル 社長兼最高経営責任者、アーニ・ソレンソン(以下ソレンソン)のコメント)

グリッセンは、当社最大の地域であり、当社フィー収入の3分の2を生み出しているアメリカ大陸におけるビジネスのあらゆる面を統括しています。グリッセンによるリーダーシップの下、アメリカ大陸における当社ホテル軒数は2,928軒から5,640軒に成長し、今後さらに1,800軒のホテルが開業予定です。また、グリッセンは、高い評価を誇る当社ラグジュアリーブランドの一つ、エディション(EDITION)もグローバルで担当しています。グリッセンは、ディビジョンコントローラーとして当社のキャリアをスタートさせ、在職中は、ファイナンス&ビジネスデベロップメント担当シニア・ヴァイスプレジデント、米国中部大西洋岸地域担当シニア・ヴァイスプレジデント、米国東部地域担当エグゼクティブ・ヴァイスプレジデント、アメリカ大陸担当プレジデント、アメリカ大陸および全社グローバルオペレーション等担当グループ・プレジデントを歴任しました。

「デイヴの退職については昨年より話し合っており、引き継ぎの準備をする時間が必要であることはともに認識していました。デイヴの不在をカバーするのに必要な作業を始められるよう、彼は現職を退くまでは十分に業務に携わります」(ソレンソンのコメント)

北米およびインターナショナルに新たな幹部を任命
グリッセンの現職辞任後は、長年マリオットにてリーダーとして在籍してきたリアム・ブラウンおよびクレイグ・S・スミスの二名の下、当社宿泊事業を統合する予定です。本計画下では、リアム・ブラウンが北米担当グループ・プレジデントに、クレイグ・S・スミスがインターナショナル担当グループ・プレジデント兼マネージングディレクターに就任することになります。

インターナショナル担当グループ・プレジデント兼マネージングディレクターとしての新しい役職において、スミスは、アジア太平洋、ヨーロッパ、中東・アフリカ、カリブ海・ラテンアメリカ(CALA)の地域を含むマリオットの北米以外すべての事業を統括することになります。スミスは、32年間マリオットでの経験を誇るベテランで、現在はアジア太平洋地域にてグループ・プレジデント兼マネージングディレクターを担当しています。現職以前は、カリブ海・ラテンアメリカ地域にて2年半指揮を執りました。スミスのこれまでの経験は幅広く、ハウスキーピングからキャリアをスタートしたプロパティでの経験のほか、オペレーション、スタッフ職などにおいてインターナショナルな現場に注力し、マリオットでの在職32年間のうち27年間はインターナショナルマーケットでの経験を積んできました。

ブラウンは現在、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)地域のグループ・プレジデントを担当し、マリオットでは在籍30年のベテランであり、キャリアの大部分を米国で築いています。EMEA地域を引き継ぐ前はヨーロッパ地域のプレジデントを、それ以前はセレクトブランド担当プレジデントおよび北米地域オーナー・フランチャイズサービス担当プレジデントを歴任し、今もなお北米地域でのオーナーの皆様との関係を良好に維持しています。当社のカナダにおける事業は、ブラウンの下で引き続き北米のポートフォリオの一部として残ります。

「現在当社が行っている変更は、当組織の新たな時代を定義してゆく助けとなり、グローバルにおける成長を加速するものとなります。彼らのような才能のある人材に恵まれているのは、幸運なことです。二人とも非常に才能があり、それぞれの役割に素晴らしい経験をもたらしてくれると期待しています」(ソレンソンのコメント)

さらに、取締役会との協議により、当社はJ.W.マリオット・ジュニアの役職を2022年に名誉会長へと移行する予定です。これを見越し、現在当社が運営する米国フルサービス担当プレジデントであるデイヴィッド・マリオットが、2021年より取締役会に加わる想定です。現在米国で320軒以上のフルサービスの直営ホテル担当チームを率いるデイヴィッド・マリオットは、十代の頃に食器洗いとして入社し、リージョナル・オペレーションやセールスで当社でのキャリアを築いてまいりました。デイヴィッド・マリオットは、取締役会に加わり取締役会会長に就任した時点で、当社の幹部としての役職を退任する見通しとなっています。

「デイヴィッドは取締役会に適任であり、オペレーションとセールスの経験だけでなく、マリオットの文化に対する深い理解を取締役会レベルの議論や意思決定にもたらしてくれるでしょう」(ソレンソンのコメント)

 
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