新型コロナウイルスの流行下、東北でマイクロツーリズムが浸透していることが東北運輸局の分析で裏付けられた。昨年7~12月の東北6県における日本人延べ宿泊者数全体に占める東北6県居住者の割合は35.3%に達し、前年同期の26.9%から上昇した。
観光庁の宿泊旅行統計調査を基に、従業者数100人以上の宿泊施設の延べ宿泊者数から算出した。
期間中の東北居住者による東北での延べ宿泊者数は59万6千人泊で、前年同期比で約6万人泊増加した。一方で、東京、神奈川、千葉、埼玉の4都県の居住者の東北6県における延べ宿泊者数は47万4千人泊で、前年同期の70万1千人泊から減少。シェアも35.1%から28.1%に下降した。
東北各県の延べ宿泊者数に占める県民のシェアは、青森県19.3%▽岩手県44.9%▽宮城県45.4%▽秋田県37.9%▽山形県33.5%▽福島県25.3%。全ての県で前年同期から上昇した。