定員超す応募も
岩手県の一関市観光協会は、県民を対象にした「マイクロツーリズム事業」を行っている。市内の観光名所を巡るツアーを2020年から計24回催行。昨年12月18日は、「世界遺産平泉・一関DMO」が企画する「平泉・一関deフォトジェニック旅」を県民に体験してもらうツアーを催行し、当初定員の20人を大きく上回る67人が参加した。
DMOの企画は、通常のパンフレットやサイトに掲載されていない「隠れた写真映えするスポット」を、与えられたヒントをもとに探し、撮影してもらう謎解き形式の企画。撮影点数に応じてさまざまな商品をプレゼントする。
観光協会はコロナ禍の中、同企画を地元住民に楽しんでもらおうとツアーを発案。参加者をフォトスポットに近い場所までバスで案内したほか、げいび渓のこたつ舟での舟下りや、名物の「木流鍋膳」を堪能してもらった。
ツアーには定員を大きく超す応募があり、急きょ受け付け枠を拡大、中型バス1台を大型バス2台に切り替えて対応した。
同協会のマイクロツーリズム事業は今後も継続する予定だ。
ツアーの一コマ(げいび渓)