ボーナス使い道、旅よりも生活に


 価格比較サイト「価格ドットコム」を運営するカカクコムが4日発表した調査によると、冬のボーナスの推定支給額は52万2千円となり、昨年の58万円を大きく下回った。ボーナスの使い道に「旅行・外出(国内)」を挙げた人は全体の約3割にとどまったほか、ボーナス減で抑える出費について旅行を挙げる人は約4割を占めた。ボーナスは貯金など生活費に回される傾向がうかがえ、観光業界にとって厳しい冬になりそうだ。

 冬のボーナスの推定支給額を性別、年代別、家族構成別にみるとすべての種別で減少。年代別では20代、30代、50代が軒並み10%以上減少しており、特にボーナス支給額が最も大きい50代はマイナス14.1%で約11万円の減額となった。家族構成別にみると「夫婦と子ども」では11.8%のマイナスで、減少率が最も高い。共働きの世帯では夫婦合わせた減少額が大きくなったと分析する。

 支給されるボーナスのうち、税金やローン返済などを除いた自由に使える費用を聞いたところ平均は、15万1677円となった。最も多い層は「5〜10万円未満」で23.2%。「自由に使えない」「1万円未満」「3〜5万円未満」なども合わせると10万円未満が半数以上を占める結果となり、約9割の人が自由に使えるお金は減っていると回答した。

 ボーナスの使い道を聞いたところ「旅行・外出(国内)」は36.4%で5位。平均消費額は5万543円。また「旅行・外出(海外)」は7.0%で8位。平均消費額は11万7722円だった。最も多かったのは洋服やファッション関連、薄型テレビなど「商品を購入」で78.0%を占めた。平均消費額は7万3812円。「貯金」(73.7%)がこれに続く。

 ボーナスが減った際に抑える出費をみると「商品の購入」70.6%、「貯金」45.4%、「旅行・外出(国内)」40.0%、「旅行・外出(国外)」23.3%の順。

 
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