和歌山県・白浜温泉の「ホテル三楽荘」は今年2月、4階・7階の一般和室(計32室)と屋外の帆船プール「ルアナ―Luana―」をリニューアルオープンした。同館が経営ビジョンに掲げる「楽しみがいっぱいのホテル」を目指し、今後も段階的に商品整備を実施する。
一般和室は、バス・トイレ・洗面台が一体化したユニットタイプの18室をリニューアル。それぞれ独立した水回りに新調し、グレードの統一を図った。特に客室面積に課題があり、水回り空間の確保が難しかった4階の4室は、シャワーユニットを採用した和風ベッドタイプとした。シャワーヘッド、ドライヤー、ヘアアイロンなどの備品に美容機器ブランド「ReFa(リファ)」の商品を新たに採用し、「ReFaルーム」として特徴を持たせた。
水回り空間だけでなく、フロア全体にもテーマも持たせた。4階は白良浜の姉妹ビーチであるワイキキテイストを取り入れた客室フロア、7階は紀州備長炭などの地材を意識した客室フロアとした。団体、グループ、個人客など、どの客層にも使いやすい汎用性の高い客室づくりを行った。
屋外の帆船プール「ルアナ」の改装では、同館の新たな象徴となるよう外観を白基調に、アクセントとして和歌山みかんのオレンジ色をあしらい、リゾート感を表現した。夜はイルミネーションも実施され、白浜の街並みを彩る。
総合企画は、リョケン。
帆船プール「ルアナ」
4階和室