ホテル・旅館上半期の倒産36件、負債183億円 「中小の経営環境厳しい」


件数は前年比減も前期比増

 帝国データバンクによると、今年上半期(1~6月)のホテル・旅館経営業者の倒産(負債1千万円以上の法的整理)は36件、負債総額は183億1400万円だった。件数は前年同期比で2件減(5.3%減)も、前期(昨年7~12月期)比は7件増加(24.1%増)した。人手不足を要因とする「人手不足倒産」は2件にとどまるも、全業種計は過去最多ペースで推移。同社は今後について、人手不足やコロナ支援策の縮小、力強さを欠く個人消費などを背景に、「下半期も中小企業を取り巻く経営環境は厳しい」と見通す。

負債総額は前年同期比21.4%、前期比116.0%それぞれ増加した。

 ホテル・旅館の倒産は、コロナ禍が深刻化した2020年4月に21件と、単月として11年5月以来、およそ9年ぶりに20件台を記録したこともあり、同年上半期に73件と、10年以降で11年上半期(80件)に次ぐ高水準を記録。年間を通しても118件と、7年ぶりの100件超えとなった。

ペイウォール会員向け記事です。

 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 1位草津、2位道後、3位下呂

2024年度「5つ星の宿」発表!(2024年12月16日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第38回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2024年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2025年1月13日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒