日本宿泊産業マネジメント技能協会はこのほど、第3回ホテル・マネジメント技能検定試験の合否判定の結果、上級運営管理者レベルの1級で4人、業務管理者レベルの2級で11人、作業監督者レベルの3級で196人の資格者が誕生したと発表した。2018年度に始まったホテル・マネジメント技能検定で1級技能士が誕生したのは今回が初めて。
ホテル・マネジメント技能は、国の技能検定制度に基づく資格で、同協会が指定機関として試験を実施している。サービスの技術ではなく、ホテルのマネジメントの基本能力を評価する。1級の試験を実施したのは19年度の第2回から。
資格取得には、各級の学科試験と実技試験の両方に合格する必要がある。両方の試験に一度に合格しなくても、合格した方の試験は次回以降、一定期間に限って免除になる制度もある。
第3回の1~3級合計の受験者数は、昨年9月に実施した学科試験が361人、昨年12月の実技試験が264人。学科試験、実技試験の判定結果を合わせた合格率(学科または実技試験が第3回試験で免除になった者を含めて算出)は、1級が33.3%、2級が39.3%、3級が58.7%。
21年度に行われる第4回試験の日程案は、学科試験の受験申請期間が5月21日~6月30日、試験日が9月12日の予定。実技試験の受験申請期間が9月17日~10月29日、試験日が12月5日の予定。
受験の詳細は、同協会のホームページ(https://www.hotel-management.or.jp/kentei/)で発表される。