ホテルグランヴィア大阪(大阪市北区梅田)は増加するインバウンド、レジャー客に対応しようと1983年の開業以来初の館内全面リニューアルを実施する。総投資額は約43億円。
2022年4月までの期間に1階フロント・ロビーをはじめ、レストラン、客室を全面リニューアル。東京五輪、大阪万博など国際イベントの開催や「うめきた2期区域まちづくり」をはじめとする大阪駅周辺の開発、相次ぐ新ホテルの建設などの動向を受け、利用客の利便性と満足度の向上、ホテルブランドのさらなる認知度向上を目指す。
増加するインバウンドを中心としたレジャー層により快適に利用してもらうため、フロントを1階から19階に移設。現在の230平方メートルから526平方メートルの約2倍に拡張し、開放感のあるゆとりのスペースと、外光を取り入れた高層階ならではの眺望を提供する。
フロント移設後の1階のロビースペースは東西の玄関を一直線で見通せる、開放感のある洗練された空間にする。
和食レストラン2店舗は、店内の個室化や、関西のだし文化を意識したメニューを用意するなど全面リニューアルする。
客室は、16年から実施していたシングルルームの改装に続き、21~26階のツインとダブルルームの改装に着手。20年度までに約半数、22年までに全ての客室の改装を終える。21階には11室を新設し、客室数は727室に拡大する。
リニューアル後のフロント・ロビー(イメージ)