ホテルオークラ京都は、「第4回 株式会社京都ホテル料理コンクール」を開催した。
今回は「料理部門」、「デザート部門」ともに「ヴィーガン」、「ベジタリアン」のための料理がテーマ。欧米を中心に、世界的に増加傾向にある「ヴィーガン」、「ベジタリアン」(※1)をターゲットにした料理のアイデア、技術を競うことは、ホテルとして、多様な食のニーズに柔軟に対応するための人材育成につながると考え、テーマ設定いたしました。
2月1日(火)に実施した決勝審査会には、2部門合計45のレシピの中から書類選考を通過した、洋食、和食、製菓などのセクションに所属する18名(料理部門10名、デザート部門8名)が臨み、各部門より入賞作品が決定いたしました。
株式会社京都ホテルでは、入賞作品レシピを今後の商品開発にいかすとともに、これからもこのような取り組みを通じ、お客様へより良い商品をご提供できるよう努めてまいります。
(※1)「ベジタリアン」は「菜食主義者」ともいわれ、一般に穀物や豆類、野菜などの植物性食品中心の食生活をする人を指す。宗教や動物愛護、環境保護、健康志向など背景・目的は様々で、動物性由来のもの全般を制限する「ヴィ―ガン」(「完全菜食主義者」といわれる)や乳製品や卵を摂取する「ラクト・オボ・ベジタリアン」など複数の類型がある。「ベジタリアン」の世界人口は2018年には約6.3億人に達し、欧米諸国を中心に毎年約1%近くの増加傾向にあるとされています。
(参考:観光庁「飲食事業者等における ベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド 令和2年4月版」)
◆第4回 株式会社京都ホテル料理コンクール 決勝審査会概要◆
【日時】2022年2月1日(火)10:10~12:30
【審査会場】3階宴会場 曲水
【参加者】事前のレシピ審査を通過した株式会社京都ホテル調理部スタッフ18名18作品(料理部門10作品、デザート部門8作品)
【テーマ】
A. 料理部門:ヴィ―ガン、ベジタリアンのための料理
<条件>乳製品、卵、ハチミツ、動物由来成分不可/想定販売価格 ¥2,000(消費税・サービス料別)
B. デザート部門:ヴィ―ガン、ベジタリアンのためのデザート
<条件>乳製品、卵、ハチミツ、動物由来成分不可/想定販売価格 ¥1,200(消費税・サービス料別)
【決勝審査会審査方法】
「料理の独創性」、「味覚風味」、「見栄え」をそれぞれ5段階、審査員8名の合計得点により評価。
【決勝審査会審査員】
代表取締役社長 福永法弘、代表取締役専務 ホテルオークラ京都総支配人 原田肇、取締役(公益財団法人細見美術財団副館長)細見麗子、取締役 ホテルオークラ京都総料理長 善養寺明、執行役員 中国調理料理長 牧定広、和食調理料理長 臼井大輔、からすま京都ホテル総支配人 北出慎太郎、[協賛企業]株式会社ヤオキュウコーポレーション 代表取締役 谷口嘉章様
【入賞者】
<料理部門>
[1位]小西啓史(宴会調理課 ホットセクション)/ポルチーニとトマトのアニョッロティ カラフル大根のポトフ セロリオイルのアロマと西京味噌のエキューム
[2位]柏迫拓也(和食調理課 入舟)/一陽来復(出汁巻き見立て、笹巻寿司や蓮餅などをお弁当仕立てで)
[3位]多田峻基(和食調理課 入舟)/春来~シュンキ~(春の素材をお弁当仕立てで)
<デザート部門>
[1位]富田萌香(製菓課)/カシューナッツとココナッツのグラス マンゴープリンとパイナップルのキャラメリゼ
[2位]安宮水輝(製菓課)/ヴィーガンアップルパイ 煎茶とレモンのグラニテを添えて
[3位]大倉綾乃(製菓課)/アーモンドミルクのブラマンジェと不知火のグラニテ添え
<ホテルオークラ京都について>
京都市の中心部に佇む、1888年創業の伝統あるホテル。2022年で創業134周年。京の風情とヨーロピアンテイストが調和した落ち着いた趣の館内には国内外の賓客を迎えてきた歴史が刻まれています。高さ約60メートルの最上階レストランフロアからの眺めは美しく、東山三十六峰や鴨川、古都の街並みを一望いただけます。
2022年1月20日より「京都ホテルオークラ」から「ホテルオークラ京都」にホテル名を変更。
〒604-8558 京都市中京区河原町御池
Phone:(075)211-5111(代表)
アクセス:地下鉄東西線「京都市役所前駅」直結。/JR京都駅より車で約15分。
公式サイトURL:https://www.hotel.kyoto/okura/