
「食べて応援しよう!賞」受賞者の記念撮影(中列左から3番目がホテル華の湯の菅野常務)
国内の食料自給率向上に貢献した取り組みに贈る「フード・アクション・ニッポン アワード2012」(主催=同実行委員会、共催=農林水産省)で、福島県磐梯熱海温泉のホテル華の湯(株式会社栄楽館)が、東日本大震災被災地の食の復興に貢献した取り組みに贈る「食べて応援しよう!賞」を受賞した。昨年に続く2年連続の受賞。
ホテル華の湯は昨年、福島県内の食材を多用した60種類のビュッフェメニューを開発したことが評価され、同賞を旅館・ホテル業で唯一受賞している。
今回は、野菜の直売所にビュッフェメニューの写真を掲示したり、野菜を生産する農家の人々をビュッフェに招待したりするなど、旅館と農家、直売所の連携により、地元の営農意欲を盛り上げていることが評価され、昨年に続く受賞となった。
表彰式が2日、東京の有楽町朝日ホールで行われ、ホテル華の湯から菅野豊臣取締役常務・総支配人、齋藤正大取締役総料理長が出席した。菅野常務は「旅館は地域の食を多くの人にアピールできる場所。今後もこの企画に力を入れていきたい」と話した。
アワードは今年で4回目。今回は全国の食品メーカー、流通業、地方自治体などから約900件の応募があり、審査委員(委員長=赤池学・ユニバーサルデザイン総合研究所代表取締役所長)の審査で各賞を決定した。大賞は生活協同組合コープさっぽろが受賞。「食べて応援しよう!賞」はほかに、京急百貨店、ハウス食品など計10件が受賞した。

「食べて応援しよう!賞」受賞者の記念撮影(中列左から3番目がホテル華の湯の菅野常務)