フードツーリズム研、関西の食テーマにフォーラム


フォーラムの様子

フォーラムの様子

 フードツーリズム研究会(大阪観光大学、大阪外食産業協会)は14日、大阪府立大学I—siteなんばでフォーラム「関西の食文化とフードツーリズム」を開催した。
 基調報告として大阪府立大学観光産業戦略研究所の尾家建生客員研究員が「フードツーリズムの現状と課題〜関西のガストロノミー体験」を発表した。

 ガストロノミーは美味学、美味術と訳され、料理と文化を考察すること。「フードツーリズムとは料理を味わうことを観光動機とし、その土地を味覚により体験する旅行スタイルである」と指摘。関西の事例として京都府京丹後市の丹後ばらずしの食べ歩きや、大阪府柏原市の「カタシモワイナリー」、奈良県五條市西吉野の野菜レストラン「農悠舎王隠堂」などを紹介した。

 その上で「フードツーリズムは新しい観光で、地域活性化のキーとなる。そのためにはフードツーリズムを全国に広め日本の食文化の質を高めよう」と強調した。

 特別講演「料理が地方を元気にする」は、山形県鶴岡市のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」のオーナーシェフ奥田政行氏が料理を通しての地域活性化について体験をもとに話した。

 事例紹介として、カタシモワインフード高井利洋代表取締役(大阪府柏原市)、奈良県地域振興部南部振興課の福野博昭氏がそれぞれの地域でのフードツーリズムの現状について話した。

 「関西からフードツーリズムを広めよう」をテーマに行われたパネルディスカッションは、パネリストに奥田氏、高井氏、福野氏が登壇し、尾家氏がコーディネーターを務めた。

フォーラムの様子
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