
吉原社長
コロナ下の経費構造見直しが奏功
パレスホテル(東京都千代田区、吉原大介社長=写真=)は9月26日、会見を開き好調な直近の業績を発表した。パレスホテルグループの23年1~6月期(速報値)は、総売上高が前年同期比49.3%増の172.4億円、営業利益が同365%増の40.9億円となった。19年同期比では、総売上が4.7%増、営業利益が27.4%増だった。コロナ期間中に経費構造を見直したことが、今回の利益率向上につながった。
パレスホテルグループは、基幹ホテルであるパレスホテル東京や2020年7月に開業した宿泊主体型ホテルのゼンティス大阪を中心としたホテル事業をはじめ、外販事業、コンサルティング・研修事業、不動産事業の四つの分野で事業展開をしている。
外販事業では、昨年3月に新宿伊勢丹に「パレスホテル東京スイーツブティック」を出店。今年9月には2号店を日本橋三越本店に出店した。今回新たにブーランジュリーブランド「エトヌンク」を発表。東急不動産が東京・代官山に開発中の複合施設へ来年4月に新規出店し、ホテルとは別のブランドとしてブレッドを販売する。
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