建て替え工事のため2009年1月末から休館していたパレスホテル(東京都千代田区)が17日、「パレスホテル東京」として再オープンし、同日、オープニングセレモニーを開いた。パレスホテルの小林節社長、吉原政雄名誉会長、パレスホテル東京の渡部勝取締役総支配人ほか、ホテルにゆかりのある宝塚歌劇団雪組の音月桂さん、舞羽美海さんも参加し、オープニングに花を添えた。
小林社長は「建て替え計画は10年前から検討していた。やっとここまで来たかと感慨深い。お客様との温かくて近い距離感を大事に、未来に向かい、1日1日歴史を紡いでいきたい」とあいさつ。また「今までビジネスユースが多かったが、週末利用など、全方位でお客様を増やしていきたい」「5割だった外国のお客様を6割に増やしたい」と今後の戦略を述べた。
新しいホテルは客室数290室。従来から約100室減らしたが、全室45平方メートル以上とゆとりを持たせた。レストラン・バーはミシュラン2つ星を獲得した「鮨かねさか」など10店が出店。フランスのリゾート施設によるスパも開設した。
ホテルの新しいロゴをバックに行ったセレモニー
(右から小林社長、吉原名誉会長、渡部取締役、宝塚歌劇団の音月さん、舞羽さん)