日タイの政府・観光関係者による鏡割り（写真：首相官邸ホームページから）
日本政府観光局（ＪＮＴＯ）、観光庁、日本旅行業協会（ＪＡＴＡ）は11月19日、タイ・バンコクで、日本・タイ間の観光旅行の回復促進のためのプロモーションイベント「日タイ観光セミナー」を開催した。両国の政府関係者、旅行会社や航空会社などの観光関係者、メディアなど約220人が集まった。ＡＰＥＣ（アジア太平洋経済協力）首脳会議のため、バンコクを訪問中だった岸田文雄首相が出席し、姫路城やさっぽろ雪まつりの魅力などをＰＲし、訪日観光を呼び掛けた。集まった観光関係者らは日タイ間の相互往来の回復に期待を寄せていた。
岸田首相は、日本がインバウンドのＶ字回復を目指す施策「観光再始動プロジェクト～Ｏｐｅｎ ｔｈｅ Ｔｒｅａｓｕｒｅ ｏｆ Ｊａｐａｎ！」を開始し、各地で特別な体験、非日常的な魅力を準備していることを紹介した上で、「日タイ双方の観光交流が早期に復活することを願っている。日本でお会いしましょう」と呼び掛けると、来場者は大きな拍手と歓声で応えた。タイのピパット・ラッチャキップラガーン大臣も「観光のため互いに訪問し合うことは両国間関係の発展のために欠かせない」とあいさつした。
会場には日本の観光再始動事業に関連するパネルが設置され、兵庫県姫路市の清元秀泰市長が姫路城の特別公開ついて、岸田首相とタイのピパット・ラッチャキップラガーン観光スポーツ大臣に説明した。姫路城は2023年に世界文化遺産登録30周年を迎えることから、天守閣の限定公開など特別なイベントが行われる。
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