革新的で優れたサービスを表彰する「日本サービス大賞」(日本生産性本部・サービス産業生産性協議会主催)の授賞式がこのほど、東京都内のホテルで開かれた。国土交通大臣賞はバリアフリーサービスを提供する旅館、マザーズリヴ サポートイン南知多(愛知県)と航空会社のスカイマーク(東京都)が受賞した。
同大賞は2年に1回、経済界の代表や学識経験者などが今までにないサービスを顧客に届けるシステムや社会への貢献などを審査、表彰する。今回で4回目。観光や飲食、運輸を含む幅広い業種から749件の応募があり、30件が選ばれた。
最優秀の内閣総理大臣賞は定額制のファッションレンタルサービスを提供する「エアークローゼット」が受賞。プレゼンターを務めた岸田文雄首相は「さまざまな社会問題を成長のエンジンとし、新しい市場を開拓する姿勢は他の受賞企業にも共通するもので、こうした優れたサービスがさらに生まれてくるよう、スタートアップ支援や中小企業の新たなサービス創出を充実することにより、チャレンジを後押しする」とあいさつした。
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