日本バス協会(会長=堀内光一郎・富士急行社長)はこのほど、「貸切バス事業者安全性評価認定制度」に基づき安全確保への取り組み状況が優良な貸切バス事業者の認定を行い、認定21事業者を発表した。同制度での事業者認定は初めて。同協会では貸切バス事業者の制度参加を呼び掛け、安全性の確保への意識向上を図ると共に、制度の周知徹底にも取り組み、より安全性の高い貸切バス事業者の指標としての浸透を目指す。
同認定制度は貸切バスの利用者や取引旅行事業者が、安全性の確保に向けた取り組みを行っている貸切バス事業者を判断しやすいよう基準を設けるもの。
評価・認定を希望する一般貸切旅客自動車運送事業の事業者(貸切バス事業者)を対象としており、申請には(1)事業許可取得後3年以上が経過(2)安全性に対する取り組み状況における法令順守事項に関する違反がないこと──など5つの条件を満たす必要がある。さらに日本バス協会の書面・訪問調査を通し安全性に対する取り組み状況などを点数化して評価。学識経験者や国土交通省などで構成する「貸切バス事業者安全性評価認定委員会」が認定の可否を判断する。バス協会の会員でなくても認定は受けられる。
11年度申請には236事業者から申請があり、今回第1回分として21事業者を認定した。審査の進捗状況に合わせて、順次認定を行っていく。
認定期間は2年間で、更新時の評価点数により認定事業者を「一ツ星」「二ツ星」「三ツ星」にランク付けする。初認定時には認定事業者はすべて一ツ星とするが、更新時の評価点数が100点中80点以上の場合は2ツ星に、60~79点の場合は再度1ツ星に、60点以下の場合は認定しない。2回目の更新で2ツ星事業者が評価点数80点以上の場合に3ツ星事業者になれる。
認定事業者は「SAFETY BUS」のシンボルマークのステッカーを貼付でき、バス車体でも認定事業者であることを示せる。
同協会では制度の詳細などを同協会ホームページに掲載して、旅行会社や学校関係者、自治体などへの制度の周知を図る考えだ。
認定事業者は以下の通り。
北海道中央バス(北海道小樽市)▽札幌第一観光バス(北海道札幌市)▽空知中央バス(北海道滝川市)▽ニセコバス(北海道ニセコ町)▽宮城交通(宮城県仙台市)▽松山観光バス(山形県酒田市)▽関鉄観光バス(茨城県土浦市)▽永井運輸(群馬県前橋市)▽イーグルバス(埼玉県川越市)▽はとバス(東京都大田区)▽神奈中観光(神奈川県平塚市)▽東洋観光(神奈川県横須賀市)▽泉観光バス(新潟県五泉市)▽長野交通(長野県飯山市)▽富士急静岡バス(静岡県富士市)▽アクト(静岡県沼津市)▽千里山バス(大阪府摂津市)▽播州交通(兵庫県加古川市)▽スサノオ交通(島根県出雲市)▽広交観光(広島県広島市)▽伊予鉄道(愛媛県松山市)