日本バス協会は5日、東京都渋谷区の代々木公園で「バスフェスタ2013inTOKYO」を開催した。小学生以下の子どもから募集した「バスのデザインコンテスト」で国土交通大臣賞を受賞した作品が、実際のバスにラッピングされ披露されるなど、さまざまイベントが行われた。
同イベントは、バスが安全、安心で環境にやさしく、暮らしに便利な公共交通機関であることを、特に未来の利用者である子どもたちに理解してもらうために毎年開催しているもので、今年は5回目となる。
バスのデザインコンテストには、史上最多の1298点の応募があり、その中から国土交通大臣賞と日本バス協会会長賞、審査委員長賞が選出された。国土交通大臣賞を受賞したイラストは実際のバスにラッピングされ、今後1年間、東京都武蔵野市の吉祥寺駅発着便として運行される。
当日は悪天候にもかかわらず、約1万8千人が来場し、スタンプラリーやバスガイドとの記念写真などを楽しんだ。
ステージでは全国のバスガイドによるファッションショーや、NHK「のんびりゆったり路線バスの旅」の番組テーマ曲を歌う歌手の都竹宏樹さんによるライブステージが行われた。
また、今年はバス事業開始から110年目に当たることから、会場隣のNHKみんなの広場でも特別展示が催された。バスの歴史を学ぶパネルや歴代はとバスの制服を展示した。
国交大臣賞のイラストをラッピングしたバス