ハイアット ホテルズ、新衛生対策「グローバルケア&クリーン」発表


 ハイアット ホテルズは1日、新衛生対策「グローバルケア&クリーン」を発表した。

ハイアット ホテルズ コーポレーション(https://www.hyatt.com)(本社:米国イリノイ州シカゴ、以下「ハイアット」)は、現地時間4月29日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに鑑み今後の新衛生対策となる取り組み「グローバルケア&クリーン」を発表しました。ハイアットは、60年以上にわたる世界的なホスピタリティー企業としての知見と企業理念であるケアの精神の下、お客様と従業員の安全と安心のために、世界中のハイアットのホテルへ新対策による運営ガイダンスとリソースを提供します。この取り組みは、これまでハイアットが厳格に実践してきたプロトコルを基に多層的に構築したもので、グローバル・バイオリスク・アドバイザリー・カウンシル(GBAC: https://gbac.org/)による認証プロセスと従業員トレーニングのためのリソース提供、さらにホテル滞在に伴うさまざまな状況に助言する医療と旅行業界の専門家による分野を超えたワーキンググループ発足が含まれます。

ハイアット リージェンシー セントルイス アット ジ アーチ 写真提供 Christopher Taberハイアット リージェンシー セントルイス アット ジ アーチ 写真提供 Christopher Taber

■世界的な衛生基準の取得に向けて
ハイアットは安全で清潔な環境を提供し、世界中にある全てのハイアットのホテルでお客様と従業員に最高水準の清潔さを提供することに引き続き取り組んでいます。ハイアットは、衛生的で安全かつ健康的なホテル環境の構築のために、実践に基づく清掃、消毒、感染症予防プログラムを通じて、GBAC STAR™認証の取得を目指します。GBACは世界的な洗浄業界団体であるISSAの一部門であり、病原性微生物による脅威の分析と緩和における専門家集団で構成されており、特に生物学的脅威、COVID-19によるパンデミックのようなリアルタイムの危機に対処するように準備されています。ハイアットは、世界中に900以上あるホテルでのきめ細かなトレーニングを含むGBAC STAR™認証取得への取り組みを発表した初めてのホスピタリティーブランドとなります。また、これを補完するために、定期的な内部監査と第三者による監査を行う予定です。

■各ホテルに衛生スペシャリストを配置
従業員のウエルビーイングは、ハイアットのビジネスの中心であり、お客様へのサービス向上とケアを推進する核となるものです。COVID-19感染予防対策として、ハイアットでは従業員やお客様の安全を確保するために、新たな作業手順やトレーニングを開発し続けています。今後は、従業員へのヒアリングを毎日実施し、従業員にとっての快適性、ホテルの衛生水準、作業手順、お客様へのサービスについて、各ホテルのチームリーダーは従業員のリアルタイムなニーズに対し、機会や必要に応じて対応する体制を整えます。

さらに、「グローバルケア&クリーン」の一環として、 2020年9月 までに、衛生管理者として再トレーニングを受けたスタッフを少なくとも1名ハイアットの各ホテルに配置する予定です。新しい運営ガイダンスとプロトコルには以下が含まれます。

  • 衛生水準維持のための従業員の認証、訓練、再認証プロセス
  • 接触の多いあらゆる表面、客室、共有スペースにおける病院レベルの消毒剤による洗浄頻度の加増
  • レストラン、ルームサービス、会議および宴会利用での食品安全と衛生プロトコルの実施
  • ホテル内の公共エリア、従業員エリア、エントランスでの手指消毒剤の設置
  • 空気の清潔性を確保するための浄化装置の設置
  • 従業員が着用する防護マスクやその他の器具の準備
  • ホテルの公共エリアにおけるソーシャル・ディスタンスの案内

■各部門の専門家や識者との取り組み
COVID-19危機の発生時、ハイアットは垣根を超えたグローバル・クロスファンクショナル・チームを編成し、感染症と労働衛生に関する専門家と共にCOVID-19の調査結果や情報に応じた各ホテルへの詳細なガイダンスを迅速に策定・更新し、個別のニーズや状況に対応することができました。

ハイアットは「グローバルケア&クリーン」の一環として、ホスピタリティー業界および医療の専門家との関係を継続します。このワーキンググループは、ハイアットのビジネスの主要分野について助言し、ニューノーマルな環境において、より包括的に行動するために発足しました。同ワーキンググループの領域とアドバイザーは次のとおりです。

●健康と衛生
ダニエル・ルーシー氏: 医師、公衆衛生学修士、ジョージタウン大学医療センター感染症教授、米国感染症学会フェロー
●従業員の安全性
チャールズ・ヤーボロー氏: 医師、公衆衛生学修士、予防・産業医学専門家、ジョンズ・ホプキンス大学医学部およびジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院所属
●食品・飲料の安全性
エレーヌ・ブラック氏: Ecolab食品科学および微生物学博士
●トラベル
ジュリー・ラス氏: アメリカン航空副社長、カスタマーエクスペリエンスおよびイノベーション&デリバリー担当
デービッド・ペキンポー氏: Maritzグローバル・イベンツ プレジデント
●空間デザイン
トム・イトウ氏: 外国自動車輸入協同組合(FAIA)、LEED® AP資格保有、グローバルホスピタリティーリーダー、Gensler代表
●テクノロジー
アハマド・オウリ氏: サノフィCEO
●ウエルビーイング
グローバル・ウエルネス・インスティチュートよりシニアリーダー陣

上記以外にハイアットが現在行っているCOVID-19危機に対処する活動としては、経済的な困難に直面しているハイアットの従業員へのサポートを目的とした基金「ハイアット ケア ファンド」があります。

また、アジア太平洋地域のハイアットのホテルが既に実施している取り組みはhttps://www.hyatt.comでご確認いただけます。

ハイアット ホテルズ コーポレーションのプレジデント兼CEO、マーク・ポプラメジアンのコメント
「これまでの世界はCOVID-19によって根本的に変わりました。私たちが再び旅をする準備ができた時、全てのお客様と従業員がハイアットの新衛生対策による取り組みが彼らの安全と健康を第一に考えて行われていることに確信を持っていただきたいと考えています。そのためには、客室をはじめロビーやレストラン、スパにいたるまで、最新の研究やテクノロジーとイノベーションを取り入れ、あらゆる視点から滞在中の体験について、批判的に検証する必要があります。ハイアットの『グローバル ケア& クリーン』は、現在そして将来にわたって人々が最高の状態でいられるようにケアするという私たちの使命を進化させた重要な取り組みなのです」。

アメリカン航空のジュリー・ラス副社長(カスタマーエクスペリエンス、イノベーション&デリバリー担当)のコメント
「ハイアットとのロイヤルティ・コラボレーションの重要な部分として、特にウエルビーイングに焦点を当てたお客様の総合的な体験に注力しています。このコラボレーションの利点は、ハイアットのベストプラクティスをオペレーション要素に適用しつつ、弊社における清掃と感染予防手順の強化から得られた知見を共有できることにあります」。

 
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