
二ュージーランド航空は、新作機内安全ビデオ「世界で最もクールな大陸」編を発表した。
ニュージーランド航空のニュージーランド南極局およびニュージーランド南極研究所との長年にわたるパートナーシップを背景に、本作品ではグレニアー氏がスコット基地の科学者たちと一緒に、ペンギンの個体数や氷のコアサンプルを調査したり、探検家アーネスト・シャクルトンが生活していた小屋や広大な乾燥渓谷(ドライバレー)を訪れるといった様子が紹介されています。
エイドリアン・グレニアー氏は国連環境親善大使を務めるほか、海洋保護に関する非営利団体「Lonely Whale(ロンリー・ホエール)」の共同設立者として知られます。グレニアー氏は、本作品の制作にあたりニュージーランド航空、ニュージーランド南極局とタッグを組めたのは光栄だとして、次のように話しています。
「この機内安全ビデオをご覧いただくと、ニュージーランド航空がニュージーランド南極局の人類全体に関わる調査・研究を支援していることがわかります。これは、環境問題に取り組む私自身の信念とも重なるところがあり、このようにニュージーランド航空が気候変動の影響を人々に伝える活動に取り組んでいる姿勢には、大いに共感を覚えます」
南極での撮影にあたり、環境への影響を最小限に抑えるため、撮影チームは俳優を含め6名に限定されました。そのため、スコット基地の科学者とスタッフが、キャストとしても出演協力しています。また、ニュージーランド航空は、南極大陸という場所、また同地での研究内容について詳しい情報を提供するテレビおよびオンライン向けコンテンツも公開しました。
ニュージーランド南極局は、南極大陸や、同地で行われている研究に対して、世間の関心を集めることを重要な任務の一つとしています。最高経営責任者(CEO)のピーター・ベッグス氏は、今回の機内安全ビデオが、ニュージーランド発の南極研究を世界中に紹介する絶好の機会になるとして、次のように述べています。
「ニュージーランド航空の機内安全ビデオは、これまで1億3千万を超える視聴数を誇っています。私どもニュージーランド南極局は、路線でもインターネット上でもグローバルな存在感をもつニュージーランド航空から本作品が発表されることを大変喜んでおり、私たちの広報活動も次のステージに進めることと確信しています」
クライストチャーチのホーンビー小学校より、8歳から11歳の22名の児童も、カンタベリー博物館「南極ギャラリー」で撮影されたパートに出演しました。100年以上にわたり南極大陸の玄関口であるクライストチャーチの本博物館は、初期の探検隊が持ち帰った世界的にも貴重な品々を所蔵しています。
ニュージーランド航空グローバル・ブランド&コンテンツ・マーケティング担当ジェネラル・マネージャーのジョディ・ウィリアムスは、当社が南極での研究を10年近く支援しており、特に生態系変化の中で生物が持ちうるレジリエンス(回復力)を調査する3ヵ年プロジェクトに注力していると話します。
「ロス海地域の陸地および水域の生態系を、複数の研究チームが調査しています。地球温暖化の進む昨今、環境変化の影響がいかに加速しているかを調査するモニタリング・ネットワークの構築を目標にしています」
「世界的な研究に当社が貢献できるのは大変名誉なことです。機内安全ビデオがきっかけとなり、たくさんの方が環境への影響を最小限に留めるには何ができるか考え、それぞれの役割をもって取り組んでくださることでしょう」
機内安全ビデオ「世界で最もクールな大陸」編は、本日よりニュージーランド航空の機内およびオンラインにてご覧いただけます。
https://youtu.be/TEsHqdA9dV0
南極大陸と同地での研究内容について詳しい情報はこちらからご覧いただけます。
http://wheretonext.airnewzealand.co.nz/
探検家アーネスト・シャクルトンの小屋にてケヴィン・デンホルム監督とエイドリアン・グレニアー氏
氷のコアサンプルを持つエイドリアン・グレニアー氏