ニュージーランド航空、客室乗務員のゴーグル型情報端末を開発を公開


 ニュージーランド航空は19日、客室乗務員向けに研究・開発中のゴーグル型情報端末などを公開した。詳細内容は次の通り。

 ニュージーランド航空は、テクノロジーがもたらす未来型機内サービスを研究・開発しており、この度、その一部を公開しました。

 当社は情報技術サービスプロバイダであるディメンション・データ社と協力し、マイクロソフト社のAR(拡張現実)ビューア「Microsoft HoloLens」(以下、「HoloLens」)を使った、ユニークなソフトウェアの開発を進めています。機内で客室乗務員がこのゴーグル型端末を装着すると、接客しているお客様のさまざまな情報が集約され、ゴーグル内に表示されます。

 取り扱われるデータとして、例えばお客様のお好みの食事や飲み物、ご旅程、会員情報詳細などの表示が可能です。また、視覚及び聴覚情報を通じて、お客様のお気持ちを参照できる機能もあります。

 ニュージーランド航空のチーフ・デジタル・オフィサー(CDO)アヴィ・ゴランは、当社が「HoloLens」のように新しく公開された技術を、積極的に試す企業文化を育んできたとして、次のように述べています。

 「このソフトウェア開発はパートナー企業と協力したプロジェクトの一つで、テクノロジーによって、私たちのパフォーマンスが向上し、個々のお客様のニーズに合わせたサービスをご提供することができ、顧客満足度を高められるということが分かりました」

 さらに、このソフトウェアの活用により、客室乗務員業務のペーパーレス化を推進することもできるため、環境面での貢献も期待できます。

 ニュージーランド航空は、さまざまなパートナー企業と協働し、イノベーションにおいて世界各地で高く評価されております。近年は顧客満足度向上のために、数多くの革新的な事例を導入いたしました。チェックインを効率化するために預け入れ荷物の自動化を図ったり、親や保護者がお子様のひとり旅を段階ごとに確認できる、ICタグ付きのリストバンド「エアバンド™」を実現したのが一例です*。 「エアバンド™」は、2016年のCAPAアジア太平洋航空賞において、「イノベーション・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。

ニュージーランド航空が「HoloLens」を実験的に使用したビデオは、こちらでご視聴いただけます。
https://airnz.sharefile.com/d-s6aa455a321f4144a

「HoloLens」を装着した実験で、 お客様に対応する客室乗務員「HoloLens」を装着した実験で、 お客様に対応する客室乗務員

 
新聞ご購読のお申し込み

注目のコンテンツ

第37回「にっぽんの温泉100選」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位道後

2023年度「5つ星の宿」発表!(2023年12月18日号発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」「5つ星の宿プラチナ」は?

第37回にっぽんの温泉100選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月1日号発表)

  • 「雰囲気」「見所・レジャー&体験」「泉質」「郷土料理・ご当地グルメ」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

2023 年度人気温泉旅館ホテル250選「投票理由別ランキング ベスト100」(2024年1月22日号発表)

  • 「料理」「接客」「温泉・浴場」「施設」「雰囲気」のベスト100軒