経路検索アプリなどの開発・運用を手掛けるナビタイムジャパン(東京都港区)は2日、訪日外国人観光客向けナビゲーションWebサイト「Japan Travel by NAVITIME」で、露天風呂付き客室の温泉旅館に特化した検索・予約サイト「Onsen & Ryokan in Japan」(https://japantravel.navitime.com/en/area/jp/feature/onsen/)を公開した。多言語に対応したサイト内で、主要温泉地の旅館を紹介。露天風呂付き客室に泊まれる温泉旅館を検索・予約できるようになった。
同サイトでは、箱根や日光、河口湖、有馬、由布院など、「Japan Travel by NAVITIME」のユーザーに人気のあるエリアを中心に、約100施設の温泉旅館を厳選して紹介している。各旅館の詳細ページでは、紹介文や写真、アクセス方法、駐車場などの情報を確認できるだけでなく、OTAと連携した旅館の予約も可能。経路検索エンジンの開発企業として、訪日外国人の人気訪問先である東京・大阪周辺の温泉地からの検索や、都道府県別の検索もできる。
予約機能の連携先OTAは既存の「アゴダ」に加え、今回新たにJTBが運営する「JAPANiCAN.com」との連携を開始。これにより、JTBの豊富な旅館ラインアップから旅館を検索でき、英語、韓国語、中国語(繁体字・簡体字)、タイ語など多言語での予約が可能となる。今後は対応エリアや対象施設の拡大、および施設の詳細情報拡充を図っていく予定だという。
今回のサイト公開により、これまで同社が行ってきた「Japan Travel by NAVITIME」での地域の魅力発信に加え、インバウンド対応に取り組む地方の温泉地や旅館の活性化、地域誘客・観光促進にも貢献。「訪日外国人観光客の方が、安心して日本の温泉や旅館を楽しめるよう宿泊施設を選びやすくすることで、旅マエの旅行計画がスムーズになり、より快適な訪日旅行体験をサポートできればと考えている」(同社)。同サイトに関する問い合わせは専用フォーム(https://www.navitime.co.jp/tourism-solution/form/inquiry_inbound.html)から受け付けている。