トークショーに さだまさし さん 和歌山県観光連盟が東京で観光プロモーション


 和歌山県観光連盟は11月30日、東京都内で観光プロモーション説明会・交流会「”聖地リゾート!和歌山”東京レセプション2023」を開いた=写真。旅行会社、メディア関係者ら約300人が参加した。

 県は「聖地リゾート!和歌山」をキャッチフレーズに「熊野古道リレーウォーク」や「WAKAYAMA800」などの観光施策を展開。来年は「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年、25年は大阪・関西万博が開催されるなど、県の観光産業にとって追い風となる話題も豊富だ。

 冒頭あいさつした観光局長で県観光連盟の小路哲生専務理事は「観光客は今年の夏時点でコロナ前を超え、宿泊者数もコロナ前の9割強まで戻ってきている。インバウンドの戻りも順調で、熊野、高野山エリアは平日でもにぎわいをみせている」と誘客状況を報告した。

 第1部の説明会では、世界遺産登録20周年の主な記念事業として「熊野那智大社」の宝物特別展、「補陀洛山寺」の秘仏御本尊結縁御開帳などを紹介。また、重点的取り組みとして高野山奥之院ナイトツアーや紀州徳川家献上料理体験などの体験コンテンツ、各地の温泉と食を組み合わせたプロモーションなども紹介され、全ての市町村において観光客が楽しめるコンテンツを展開していくと説明した。

 説明会後半には、熊野速玉大社の上野顯宮司が「甦りの熊野~世界遺産20周年を迎えて~」をテーマに講演、新宮市観光協会登録ガイドの西浦康代氏が戦国―江戸時代に熊野比丘尼の間で流行し、生と死をテーマとした宗教絵画「熊野観心十界曼荼羅」の絵とき説法を披露し、会場を盛り上げた。

 第2部のトークセッションでは、岸本周平知事とシンガーソングライターのさだまさしさん、上野宮司が和歌山の魅力について語り合った。国の重要無形民俗文化財にも指定されている火祭り「御燈(おとう)祭り」をテーマとしたトークでは、実際に祭りで使用するたいまつが登場。岸本県知事とさださんがたいまつに願い事を書いて祈願するなど、同県の伝統文化を楽しんだ。

 会場では県産食材(熊野牛、紀州みかんどり、紀州梅など)を使った料理や梅酒が用意されたほか、県内市町村のPRコーナーが設置され、参加者に和歌山の魅力をアピールした。

 
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