トルコ文化観光大臣、2023年に向けたトルコの観光戦略を発表

  • 2019年11月20日

 トルコ共和国大使館・文化広報参事官室は14日、トルコ文化観光大臣による「2023年に向けたトルコの観光戦略」を発表した。

 トルコ文化観光省のメフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光大臣は、このほど「世界観光の日」、イスタンブルのドルマバフチェ宮殿にて開催された国内外の報道関係者との会見において、トルコ共和国建国100周年記念年となる2023年に向けた観光戦略を発表しました。また、この戦略アプローチに合わせて制作した、海外向けトルコ「プロモーション動画」を紹介しました。

トルコ文化観光省は観光をトルコの戦略上の重要分野として位置づけることを目指す「2023年 観光戦略」に従い、サステイナブルで収益を重視する観光モデルへの転換を図っています。2023年の観光客数の目標は7,500万人以上、観光による収益目標は650億ドルです。また、「2023年 観光戦略」のために制作した「2020年 プロモーション動画」も初公開しました。この動画では、旅行客が今日求めている幅広いエクスペリエンスを提供するデスティネーションとしてトルコを訴求しています。

本戦略はトルコの観光部門での現行からの変更点と改善へのステップをまとめたもので、トルコの2023年に向けた観光戦略の概要については以下のとおりです。

観光収益増加計画
トルコは旅行意欲をかきたて、現代の観光客の常に変化する期待に応えることのできる世界有数の国です。「2023年 観光戦略」の定める新しい戦略を実施することで、トルコは観光客数と歳入の面で世界の観光市場のトップレベルに躍進すると確信しています。2023年には7,500万人以上の観光客がトルコを訪れ、650億ドルの収入をもたらすことを目指しています。観光客一人当たりの支出を増加させ、平均宿泊日数を9.9~10日へと伸ばし、一晩当たりの支出を約86ドルの数値を目指すことで実現していく計画です。

プロモーション活動での持続可能なアプローチ
世界におけるトルコのツーリズムコンペティターである国々で長い間採用されている観光広報・開発を担うセントラルエージェンシーモデルがトルコでも誕生しました。トルコ観光広報・開発庁(Tourism Promotion and Development Agency of Turkey)を通じて、業界における観光プロモーションに積極的に参加し、予算の拡大により、持続可能でより効果的なプロモーションへの道を開くことになりました。この政策転換のおかげで、文化観光省のプロモーション予算は、2018年の1,800万ドルから2019年の7,200万ドルへと増額し、さらに2020年には本省と新たに設立したトルコ観光広報・開発庁で、プロモーション予算を1億800万ドルに増額することを目指しています。

トルコの競合国が観光分野での調査研究に多額のプロモーション予算を投じていることから、2023年のプロモーション予算を2億2,000万ドルまで確保したく、尽力しています。トルコ観光開発庁と連携したプロモーションのおかげで観光収入増加を図り、収入の増加とともにさらなるプロモーション予算の拡大に期待しています。

プロモーションチャンネルの多様化
テレビ、屋外、雑誌、編集記事、デジタルおよびソーシャルメディアでのプロモーション活動の多様化を集中的に進めています。観光客の期待に応えるためにターゲット市場で市場調査を行い、本調査に従ってプロモーション戦略を多様化することで、あらゆるチャンネルに進出してまいります。体験型の「トルコ文化ポータルサイト」やデジタルアプリケーションなどを重点的に活用します。

海外からの観光客だけでなく、国内での観光需要についても改善するべく検討も行っています。とりわけ新たに発見された、あるいは現在開拓中の観光地での現地調査や商品開発を集中的にしつつ、エアーや宿泊施設における供給の安定性を確保し、パッケージツアーの比率を15%から60%に引き上げることを目指しています。

多様なターゲットグループの設定と商品造成
観光客の購買支出を増加させるため、以下のような様々なターゲットに対する旅行商品を生み出していきます。
・  グルメ
・  教育
・  スポーツ
・  宗教
・  3世代旅行
・  MICE
・  フェスティバル、イベント
・  クルーズ/ヨット
高い消費額を見込める観光客増加を目的とした新商品を開発するため、グルメツアーのプロモーションや『Taste Map of Turkey(トルコ グルメマップ)』を作成してグルメルートを開発したり、ヘルスツーリズムを改善したりなど、観光客の購買支出を増加させるための措置を講じます。その他、トルコ全土で新たな博物館・美術館を開館し、ユネスコ世界遺産リストの掲載数増加や、文化的デスティネーションへの新たな自転車旅行のルートを開発し、『Bicycle-Friendly Hotels(自転車にやさしいホテル)』数増加に努めます。すべての調査研究の中心にデジタル化を据えて、新世代の観光客が求めるエクスペリエンスを提供いたします。宗教ツーリズムについては、『Digital Faith Map and Faith Portal of Turkey(トルコのデジタル宗教マップ&ポータル)』を導入予定です。

新たなターゲット国
プロモーションの取り組みは、現在トルコへ多く送客している主要市場に加えて、世界の観光産業が加速している新興の極東市場と太平洋市場、すなわち中国、インド、韓国、日本に重点を置きつつ、中欧・東欧市場も開拓してまいります。

極東と太平洋諸国からの観光客増加を狙い、輸送、収容能力、直行便の整備を行います。2018年から2023年にかけて、アジア太平洋地域からの観光客数は平均して30%以上の増加を予測しており、極東及びオセアニアは2019年におよそ100万人、2023年には400万人の送客を見込んでいます。

ターキッシュ エアラインズの現在及び将来の発着地すべてがトルコ観光のターゲット市場であり、とりわけ中国、日本、インド、韓国とは相互に協力することに努めています。トルコ航空と連携したプロモーションと宣伝活動も行い、一人旅の送客増加も図っていきます。

サステイナブル、かつ環境に配慮した観光の発展
持続可能で環境にやさしい観光の発展のための調査研究を行うため、観光地と指定された海岸の諸都市への投資を特に重視していることから、地方自治体を支援します。今後は、各エリアでのビーチ環境認証ブルーフラッグや、トルコ観光文化省が環境に優しく配慮した宿泊施設に与えるグリーンスターなどの環境認証取得をより奨励してまいります。

観光エクスペリエンスの多様性を訴求する動画
メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光大臣は、2020年にトルコ観光プロモーションを目的とする新たな動画を紹介しました。本動画は、トルコが現代の観光客が旅と探検に求めるユニークな体験を得られる理想的なデスティネーションであり、家族旅行に人気の目的地であることを強く印象に残るような編集方法で表現しています。西欧市場向け、アジア市場向け、極東市場向けの3つのバージョンの動画があり、同国の今日の文化の多様性や奥深さを鮮やかに描いています。また、自然、歴史、文化財、聖地、グルメ、ショッピング、ファッション、アート、エンターテインメントを取り上げ、革新的で唯一の体験型旅行を紹介しています。

様々な観光地で動画を撮影
プロモーション動画は、トルコの5都市にわたる98名のチームによって、11箇所で撮影し、2か月間の制作期間を費やし完成しました。撮影ロケーションは、カッパドキア、ギョレメ野外博物館のカランルク・キリセ(暗闇の教会)、カシュロード、ヒエラポリス、イスタンブルなどに加え、バタフライバレー、ヤッスジャアダ(島)、スルアダ(島)、ギョジェク湾、カシュ―フェティエ・ロード、オリュデニズではドローン撮影も行いました。この動画に加えて、デジタルチャンネル用の19本の短い動画を制作しました。10秒から15秒のストーリー立ての動画は、世界中のチャンネルとソーシャルメディアで『プロモーション動画シリーズ』として放送します。新たなプロモーション動画のすべてのバージョンは、2020年に文化観光省が組織する総合プロモーションキャンペーンのベースとなります。同省は、広告動画とともに、広報活動、次世代デジタルアプリケーション、オンライン広告と刊行物の広告や展示会、各市場に合わせた特別イベントなどの360度コミュニケーションキャンペーンを実施していく予定です。

トルコについて
地中海に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、2018年には約4000万人の観光客をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテイメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。
詳細は以下ウェブサイトをご覧ください。
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