
triplaコネクト利用イメージ
顧客情報に基づきメール送付など
宿公式ホームページ(HP)向け予約システム「triplaホテルブッキング」などを提供しているトリプラはこのほど、予約エンジンと一体化したCRM・マーケティングオートメーション「triplaコネクト」の提供を開始した。
顧客の行動履歴や宿泊予約などのデータを総合的に管理、分類することで、顧客情報に基づいたメール送付などのマーケティング施策が可能となる。宿泊業界に特化したサービスを提供してきた経験と知識から、宿泊業界特化型の製品として、低価格と使いやすさにこだわった。
これまで導入コストとIT人材不足により、CRMを活用した顧客サービスの提供が困難だった宿泊施設を支援する。顧客ごとの志向に合わせた最適な情報を提供することで、リピート顧客や潜在顧客である宿泊予定者のロイヤルティを高め、ファン化を狙う。
triplaホテルブッキングは宿の自社予約比率向上を目的に2019年からサービスを開始。導入施設数は1200を超えた。宿泊予約経営研究所の調査によるとOTA予約の宿泊者の9割が一度は宿の公式HPを訪問しているという。同社ではその実態に着目し、自社HPにOTA価格と並べて最安値の自社販売価格を表示できる機能を搭載。他社サイトから訪れたユーザーを自社予約へと誘導する。
さらに自社集客を強化するためGoogleホテル広告と連携。Googleのホテル検索結果に自社の販売価格を表示するといったサービス開発を進めてきた。結果として、導入施設で最大7倍もの自社予約比率向上が認められるサービスへと成長。現在も新たな国内外のメタサーチとの連携準備や、収益最大化に向けたサービスを開発中。近日中に発表予定。
triplaコネクト利用イメージ