
ダボス会議でオーバーツーリズムについて語るTrip.com Groupのジェーン・スンCEO(世界経済フォーラム提供)
トリップドットコム・グループ CEOのジェーン・スン氏は、ダボス会議(世界経済フォーラム)で持続可能な旅行の実現に向けたオーバーツーリズムの解決を議論した。
グローバル旅行サービスプロバイダーであるTrip.com Groupは、観光業界を取り巻く重要課題の解決に積極的に取り組んでいます。先日スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(ダボス会議)で「Sorry, We’re Full: オーバーツーリズム解消への取り組み」 と題したパネルディスカッションが行われ、Trip.com Groupのコミットメントの一環としてジェーン・スン(Jane Sun)CEO(最高経営責任者)が登壇しました。
ダボス会議では毎年、政界の要人やビジネスリーダーなどによって世界が直面している様々な課題について議論が交わされます。ポストコロナにおける持続可能な旅行という新たな常識の確立に世界が期待を寄せる中で開催された今年の会議では、「信頼の再構築」をテーマに、共通の基盤や調和的な解決策を見出すことを目指して活発な話し合いが行われました。
Trip.com Groupのサスティナビリティー(持続可能性)レポートでは、調査回答者の75%以上が持続可能な旅行が不可欠であることに同意したと報告されている一方、旅行者数がコロナ前の水準に戻りつつある中で観光地は遺産の保護、汚染対策、エコシステムの管理などの課題に直面しており、旅行業界は持続可能な旅行の実現に向けて難しい状況に置かれています。
ディスカッションの中でスンCEOは、業界全体で多くのステークホルダーが直面しているオーバーツーリズムの課題に対する見解を述べました。パネリストはほかに、Brand South Africaのシテムビレ・ントンベラ(Sithembile Ntombela)CEO代理、国際運輸労連(ITF)のスティーブン・コットン(Stephen Cotton)書記長、Capital A Berhad (AirAsia) のトニー・フェルナンデス(Tony Fernandes)CEOなどが登壇し、CNNインターナショナルのキャスターで特派員でもあるリチャード・クエスト(Richard Quest)がモデレーターを務めました。
ダボス会議でオーバーツーリズムについて語るTrip.com Groupのジェーン・スンCEO(世界経済フォーラム提供)