世界最大の旅行クチコミサイト「TripAdviser」(本社、米マサチューセッツ州)の日本法人、トリップアドバイザー(東京都渋谷区、山本考伸社長)は17日、楽天トラベルと国内宿泊施設の予約業務で提携したと発表した。
トリップアドバイザーの宿泊施設のクチコミページから、楽天トラベルが扱う約2万3千軒の国内宿泊施設の予約ページにリンクをはり、サイト訪問者が宿の予約をできるようにした。
リンクのクリック数や成立した予約の実績などに応じて、楽天トラベルがトリップアドバイザーに広告代金を支払う。国内宿泊施設に関する旅行会社との提携は、今年2月の日本旅行に次ぐ2社目。日旅との提携内容は、トリップアドバイザー側が、日旅の宿泊サイト「宿プラザ」に掲載されている旅館ホテルのクチコミ情報の提供を日旅から受けるという、より深い内容となっている。
今回の楽天トラベルとの提携では、楽トラの保有するクチコミ情報の提供は受けない。TripAdviserは、世界最大のオンライン旅行会社、エクスペディアの子会社で、月間ユニークユーザー(正味利用者)数2500万人、掲載クチコミ・情報件数2300万件という世界最大のオンライン旅行クチコミサイト。世界6万8千都市の宿泊施設40万軒、観光名所9万カ所の情報を網羅している。日本語サービスは08年10月から始めた。