トリップアドバイザーは12日、初のインバウンドレポートを発表した。
口コミとランキングで見つかる旅のプラットフォーム「TripAdvisor®」の日本法人であるトリップアドバイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:牧野友衛、www.tripadvisor.jp)は、トリップアドバイザーのデータや利用者へのアンケートをもとに訪日客の動向を調査した「インバウンドレポート2019」を発表しました。
トリップアドバイザーのサイトやアプリには、毎月4億9000万人の訪問者がおり、世界49の国と地域、28言語でサービスが展開されています。全世界の旅行者に利用されている世界最大の旅行プラットフォームとして、訪日旅行を検討している人たちにも多く使われているサービスです。この度発表したレポートでは、幾つかの章に分けて様々な角度から訪日客の動向や意識、満足している点、アプローチの手段などをまとめました。
【レポートハイライト】
世界で利用されているトリップアドバイザー
- トリップアドバイザーで日本の情報へのアクセス数は増加。2013年からの年平均増加率は24%
- 対前年のアクセス増加率では、インド、イタリア、ニュージーランドが上位になり、近隣アジア以外の国と地域で日本に対する関心が高まっている傾向
口コミデータから読み解く、訪日客の特徴
口コミ情報をもとに分析した外国人に人気の施設ランキング
- ホテル: オールインクルーシブとアパート型ホテルが人気
- レストラン: 初登場が約半数を占める中、肉料理を提供する店が人気
- 観光スポット: 寺社仏閣が半数を占めたほか、隠れ家的なスポットもランクイン
- 体験・ツアー: その土地を知るシティツアーが人気で、北米からの投稿が60%を超える
VOICE – 世界のトリップアドバイザーユーザーに聞く、観光地としての日本
- 世界の9つの国と地域でトリップアドバイザーユーザー2万人にアンケートを実施。アジアと欧米豪では訪日旅行でやりたいことに違い
ツアー・体験について
- 世界でのトレンドは、ワークショップやクラス、家族向けのアクティビティ、健康/ウェルネス体験
- 日本では、文化&テーマ別ツアーでの予約購入率が132%増加
同レポートの制作を担当した、トリップアドバイザーのシニアリサーチマネジャーの櫻井泰斗は次のようにコメントしています。「この度のレポートでは、トリップアドバイザーのデータやリサーチから見る様々な傾向を訪日客の国や地域別に分析しています。マーケットによって訪日旅行に期待するものは異なるため、ターゲットのニーズを理解した上でアプローチすることが大切と思われます。本レポートが少しでも日本における今後のインバウンド観光産業の発展のためのヒントになれば幸いです。」
■「インバウンドレポート2019」は、下記よりダウンロードしてご覧いただけます。
URL: https://tg.tripadvisor.jp/news/blog/inboundreport2019/