トリップアドバイザー、全世界でサイト刷新 ソーシャルツールを導入


(写真左から)トリップアドバイザー日本法人の牧野社長、「和樂」の高木史郎編集長、「るるぶ&more.」の竹地編集長、ダイヤモンド・ビッグ社地球の歩き方事業本部の奥健本部長(記者発表会で)

 トリップアドバイザーは14日、日本語サイトを含む各国言語サイトを全て刷新した。SNSでは一般的な「いいね」や「シェア」、「フォロー」などの機能を導入。ソーシャルツールを加えることで、従来の旅行口コミサイトからの進化を図った。

 新サイトでは、利用者は、メディアやインフルエンサー、家族、友人が投稿する写真、記事、動画などを受け取り、閲覧できる。新機能「リスト」で、気になる情報を保存、共有することも可能。お気に入りのホテルやレストラン、体験を行き先ごとにまとめて、利用者独自の“旅ガイド”を作成する機能も備えた。

 利用者がログインすると、ホーム画面には自身がフォローした人の情報を元にパーソナライズされた情報が表示される。また、特定の地域や場所を検索すると、全世界にトリップアドバイザーの利用者コミュニティから寄せられたふさわしいコンテンツが自動的にトラベルフィードに表示される。

 トリップアドバイザー日本法人の牧野友衛社長は同日に東京都内で開いた記者発表会で、「人々の旅行情報の入手先は、テレビ、雑誌、口コミ、ウェブ検索、SNSなどだが、各所に情報が散在しており、決定的なサービスは存在しない。新しいトリップアドバイザーは、旅のインスピレーションから計画、旅行体験の共有までをワンストップで提供するプラットフォームを構築した」と述べ、新サイトの新規性を強調した。

 また、旅行関連情報などを発信する世界中のメディアと提携。日本では、JTBパブリッシング「るるぶ&more.」、ダイヤモンド・ビッグ社「地球の歩き方編集室」、昭文社「ことりっぷ」、小学館「和樂」など45のパートナーが認証アカウントとして参加した。

 認証アカウントの一つとなった「るるぶ&more.」の竹地里加子編集長は、「るるぶ&more.」は4月に開設したばかりのアラサー女子向けウェブメディアだが、発信する情報がトリップアドバイザーのフィードにも流れることで、ユーザーの拡大が期待できるだけでなく、ユーザーの反応も可視化できるようになる。パートナーとして参加できて素直にうれしい」と語った。


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