ネットワーク機器メーカーのディーリンクジャパン(東京都品川区)はこのほど、壁面埋め込み型の無線LAN(Wi―Fi)アクセスポイントの新製品「DAP―1880AC」を発売した。
電源コンセントや電話端子などでもなじみのある一般的なJIS規格(日本工業規格)のスイッチボックスに取り付け可能なため、「旅館・ホテルなどの客室の雰囲気を損なわない」と採用を呼び掛けている。
新製品は従来製品に比べ、データ処理能力と通信速度をそれぞれ2倍に高めた。そのため、「合計従来比4倍の快適なギガビット通信を実現した」と同社。
また、ビームフォーミング対応により、無線電波のエリアカバーは従来比1.5倍に拡充。特別室といった広い客室でも快適な無線通信が可能という。
製品の筐体(きょうたい)はコンパクトだが、Wi―Fi、電話モジュラージャック、有線LANの三つのインターフェースを搭載。また、細かな気遣いを随所にちりばめた。
例えば、電源ボタンは、使用時以外は簡単に電源をオフにできるように前面に配置しているほか、LEDランプは消灯設定を可能とした。併せて、有線ポートはほこりの侵入を防ぐ、シャッター式ふたを採用している。
問い合わせ先は、ディーリンクジャパン・マーケティングコミュニケーション部TEL03(5792)5103。
無線LANアクセスポイント新製品「DAP―1880AC」