デルタ航空、機内で使用しなくなった食品と飲料を日本各地のフードバンクに寄付


 デルタ航空は22日、機内で使用しなくなった食品と飲料を日本各地のフードバンクに寄付すると発表した。

デルタ航空は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い医療現場で働く人々や、援助を必要とする人々を支援するため、20万ポンド(約90トン)以上の食品を、世界中の病院や、地域のフードバンク、その他の団体に寄付しています。お客様と従業員の接触を減らすために、機内やラウンジのサービスを変更したことに伴い、食品および飲料の寄付を開始しました。

日本では、農林水産省の食品ロス削減の呼び掛けに応じ、日本各地のフードバンクへの飲料とスナック菓子の寄付を進めています。予定数は全部で、1リットルの紙パック入りオレンジジュースを13,000本以上、2リットル入りのペットボトルのお茶800本以上、個別包装のおつまみ22,000袋以上となり、529日までに寄付を完了する予定です。

デルタ航空では他の国や地域でも、下記のような寄付活動を行っています。

  • 2020417日までに、20万ポンド(約90トン)の生鮮食品を、全米のフィーディング・アメリカ Feeding America の支部や、ジョージア州のフード&リソースセンター(Georgia Food & Resource Center 、ミズーリ州のカルタゴ・クライシス・センター(Carthage Crisis Center)に寄付しました。
  • フランスのニースでは、現地のケータリング会社の協力を得て、個別包装のスナックを病院や医療従事者に配布しました。また、食品とコーヒーを、ホームレスや人身売買の被害者に無料で食事やシェルターを提供している団体MIRに寄付しました。ニューヨークでも、地元の病院に食品を寄付しています。
  • フィラデルフィアでは、フードサービス会社のソデクソ・マジック(SodexoMAGIC)と協力し、「デルタ スカイクラブ」の食品500ポンド(226キログラム)を地元のフィーディング・アメリカのフードバンクに寄付しました。
  • ロサンゼルス空港、ニューヨーク-JFK空港、ラガーディア空港をはじめとする米国内の空港の「デルタ スカイクラブ」でも、フィラデルフィアと同様のプログラムを開始し、救急隊員や地元の慈善団体、教会などに食品を寄付しています。
  • 長年デルタ航空のパートナーを務めているアトランタの著名シェフ、リントン・ホプキンスとともに、トレイや包装用器具を提供し、ATLファミリーミール( ATLFAMILYMEAL)などがアトランタの病院勤務者向けに行っている食品の配布活動を支援しています。ホプキンスのチームは、アトランタのエモリー大学病院の救急隊員などを対象に、1週間に5千食を配布しています。
  • デルタ航空の従業員は、過去最多の予約変更依頼に対応している予約センターやカスタマーケアセンターの同僚に、機内で提供しているミールボックスを送付しています。

食品の寄付は、新型コロナウイルスの感染が進行するなかで不屈の「デルタ精神」を示す活動の一つです。4月には、新型コロナウイルス感染の現場で働く医療従事者向けに無料のフライトの提供を開始し、完全子会社のデルタ・フライト・プロダクツでは、病院勤務者を保護するためのフェースシールドの生産を開始しました。

 
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