帝国データバンクによると、ホテル運営のSEVEN RESORTS(沖縄県本部町)は10月19日、那覇地裁から破産手続き開始決定を受けた。
同社は、2015年8月に設立した宿泊施設運営業者で、12年11月に別会社で「SEVEN VILLAGE Motobu」を開業し、同ホテルの運営を目的に設立したもの。16年6月に当該土地、建物を購入し本格的に事業開始となった。
事業開始当初から外国人観光客を中心とするインバウンド需要に着目し、SNSを活用した宣伝活動を行っていた。入域観光客数の増加を背景に収入規模の拡大を進めていた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、外国人観光客は減少の一途をたどり、4月以降は不定期な営業活動となっていた。
その後、宿泊施設は8月31日に営業を停止し、今回の措置となった。
負債は約2億3441万円。
なお、新型コロナウイルス関連倒産は沖縄県で5件目となる。