スカイツリー、ライティングにパナソニックのLED採用


握手を交わす長榮パナソニック電工専務、戸恒氏、藤井スカイツリー専務(左から)

握手を交わす長榮パナソニック電工専務、戸恒氏、藤井スカイツリー専務(左から)

 東武タワースカイツリー(東京都墨田区、宮杉欣也社長)は1日、12年に東京都墨田区に竣工する電波塔「東京スカイツリー」のライティング機器にパナソニック電工のLED照明器具を採用することを発表した。パナソニック電工が今後開発するタワー専用のLED照明器具を使うことで、高度な照明演出と、照明のオールLED化による省エネルギーなライトアップを実現する。

 技術面の高さや照明器具メーカーとしての実績などから、パナソニック電工を選定した。

 同日記者会見した藤井角也・東武タワースカイツリー代表取締役専務は、「当社とライティングデザインを監修した戸恒浩人氏の思いを実現させてくれる企業としてパナソニック電工を選んだ」と述べ、パナソニック電工への期待の高さを表した。これに対しパナソニック電工の長榮周作代表取締役専務は、「58年にわたる照明事業のソフト、ハード両面でのノウハウを生かして完成させていきたい」と意欲を語った。

 スカイツリーのライティングは、隅田川の水をイメージした「粋」と、日本に古くから伝わる色「江戸紫」を使った「雅」の2パターンを毎日交互に点灯する。LED照明は、それぞれのメーンカラーである水色と江戸紫をLEDならではの調光技術で忠実に再現できる点が特徴。また従来の白熱灯よりも消費電力が87%少なく、10年間取り換え不要の長寿命であることなどの利点がある。

 パナソニック電工は、業界でいち早く1990年代初めからLED照明器具の研究を始め、98年からLED照明器具の販売を開始。2003年からは「EVERLEDS(エバーレッズ)」の名称でLED製品シリーズを展開し、現在、店舗・施設分野、屋外・景観分野などさまざな分野でLED照明を手掛けている。

握手を交わす長榮パナソニック電工専務、戸恒氏、藤井スカイツリー専務(左から)
握手を交わす長榮パナソニック電工専務、戸恒氏、藤井スカイツリー専務(左から)
 
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