ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)が10日に発表した2019年6月期決算(18年7月1日~19年6月30日)は、営業収入が前年同期比6.2%増の605億円と過去最高、営業利益が6.2%減の10億6400万円、当期純利益が4.1%減の9億1400万円だった。燃料費の上昇や自然災害などの影響を受けながらも増収で、4期連続の黒字。
昨年度は成田―長崎、関西―熊本、成田・関西―高知、成田―下地島の国内5路線を新たに開設した。総搭乗者数(有償ベース)は3.0%増の552万人と過去最高となった。
同社の片岡優社長は「昨年度、就航からの累積搭乗者数は3千万人を突破し、国内LCCとして最速で達成することができた。機材導入と路線網の拡充も順調に進み、現在1日最大132便運航しており、国内線においてはLCCとして引き続き最多の路線、便数で運航する。また、今秋から国内LCCとして初めて自動手荷物預け機を導入するほか、自社のウェブ・モバイルサイトの機能強化を図り、お客さまの利便性をさらに向上していく」と話す。