
前橋市アーバンデザインファンド事業のスキーム
前橋市は、令和元年に前橋市アーバンデザインを策定。現在、中心市街地では大小さまざまな事業が動き始めている。これらの動きについて、実際に中心市街地の事業(馬場川通りアーバンデザインプロジェクト、まえばしガレリア)に携わっている有識者の目線で講演し、市民や事業者の新たな発見や意識啓発を行うことを目的として、第5回前橋市アーバンデザインシンポジウム「前橋が今、変化してる?」を昨年10月6日、前橋市城東町の広瀬川サンワパーキングで開催した。
第1部では、同市の取り組みとして「広瀬川白く流れたり~広瀬川を活かしたまちづくり~」を市街地整備課の中澤良規氏から広瀬川の歴史や広瀬川を活用したまちづくりについて、説明があった。
第2部の基調講演では、まず「つながりながら成長する拠点づくり」のテーマで平賀達也氏(ランドスケープ・プラス代表取締役)が登壇。全国の事例を挙げながら、同市ならではの自然資本を生かしたまちづくりについてや、現在、事業が進められている「馬場川通りアーバンデザインプロジェクト」について講演。次に、「からまりしろを街に展開する」をテーマに平田晃久氏(建築家、京都大学教授)が講演。タイトルの「からまりしろ」を軸に幅広い分野からまちづくりに焦点を当てた話や、自身が設計した「まえばしガレリア」について述べた。
第3部は「まちのおしゃべり」として、基調講演の両氏に加え、山本龍・前橋市長(当時)や、ファシリテーターとして日下田伸氏(前橋デザインコミッション企画局長)が登壇し、同市のまちづくりについて、クロストークが行われた。
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