シンガポール航空は11日、健康・安全面での対策と予防措置の強化を発表した。
医療専門家、関係当局、パートナー会社からの助言やお客様からのフィードバックをもとに、お客様の旅行をさらに向上できるよう努めて参りました。これらの取り組みは、お客様が安心して航空会社を利用できるよう、安全で衛生的な環境づくりを目指すものです。
フライト前、空港、機内、ご到着時における、お客様のための健康と安全に関する取り組みについては、オンライン上のe-brochure(https://bit.ly/2zqsz5y)でご確認いただけます。また本情報はフライト前にすべてのお客様に送付されます。
これらの取り組みは、シンガポール航空が今後数週間内に発表するCSRプロジェクト(企業の社会的責任活動)を含む、新しい取り組み「#SIAcares」の一部です。
シンガポール航空CEOのゴー・チュン・ポンは次のように述べています。
「シンガポール航空は、Covid-19の発生の中でも業界をリードする当社の安全衛生基準を設け、ワールドクラスのサービスを提供する航空会社の名に恥じない取り組みを行っています。お客様に安心してシンガポール航空をご利用いただけるよう、お客様の健康と安全を守るために必要な措置を講じて参ります。また、顧客満足度をさらに向上させ、当社の安全・衛生への取り組みをサポートするために、さまざまな新しいデジタルソリューションにも取り組んでいます。シンガポール航空は、新しい時代に向けお客様の期待に応えるために努めています」
衛生基準の強化
シンガポール航空は、シルバークリスラウンジ(SilverKris Lounge)を含むすべての施設の清掃手順を強化しました。ラウンジではビュッフェの代わりにアラカルト形式のメニューをお楽しみいただけます。なお、シンガポール航空のスタッフは、常時マスクを着用し、必要に応じて手袋をしています。
シンガポール航空グループのすべての航空機は、フライト前に清掃手順の徹底を行っています。殺菌力のある消毒剤で、窓、トレイテーブル、ハンドセット、機内エンターテインメント画面、化粧室やギャレーなど、機内の表面や共有空間を清掃しています。ヘッドホン、ヘッドレストカバー、枕カバー、ベッドシーツや毛布は、フライトの度に洗浄し交換しています。
機内の天井から床までの気流は、ウイルスや細菌の拡散を抑えるのに有効で、客室の空気は2-3分おきに入れ替わります。シンガポール航空グループのすべての機体は、High Efficiency Particulate Air (以下、HEPA)フィルターを装備しています。HEPAフィルターは99.9%以上の浮遊微生物を効果的に除去します。
シンガポール航空の航空機のほぼすべての化粧室には、非接触式の蛇口があり、抗菌性の手洗い洗剤(ハンドウォッシュ)が備わっています。当社はまた、フライト前に実施する、紫外線 (UVC)による化粧室殺菌清掃の試験的導入を検討しています。
機内サービス
6月8日より、シンガポール航空グループの全ての航空会社で、マスク、抗菌性ウェットティッシュ、手指消毒剤の入ったケアキットをご搭乗のお客様に提供しています。このような時期に旅行するお客様に、少しでも安心して機内で過ごしていただくためにこのケアキットの提供を決定しました。
現在機内での配布を中止している新聞や雑誌、座席ポケット内の冊子は、シンガポール航空のeライブラリー(e-Library)でご覧いただけます。eライブラリーはシンガポール航空のSingaporeAirモバイルアプリからご利用いただくことができ、150種類以上の新聞や雑誌にアクセスすることができます。
さらに、SingaporeAirモバイルアプリでは、世界初のコンパニオンアプリとして、機内エンターテインメントシステム「クリスワールド(KrisWorld)」をお手持ちのモバイルデバイスと連動できる機能をご利用いただけます。これによりお客様は、機内エンターテインメントの画面に触れることなく、ご自身のスマートフォンなどからリモートで画面を操作することができます。
乗務員はフライト中にマスクを身に付け、客室でのお客様対応時にはゴーグルを着用したり、食事のサービスをする際には手袋を着用します。乗務員は、常日頃からきめ細やかで丁寧なサービスを心がけており、お客様に安心して機内でお過ごしいただけるよう健康と安全のアンバサダーとしての役割も務めます。
食事のサービス
シンガポール航空は、お客様と乗務員の双方が接触するリスクを減らすために、機内での食事・飲み物のサービスを変更しました。東南アジア内および中国行きのフライトでは、シンガポール当局の規制により機内食のサービスを中止しています。その代わりとして、スナックバッグを提供しています。
長距離路線では、ファーストクラスとビジネスクラスのお客様への機内食のテーブルサービスを変更し、一つのトレイで提供します。お客様に機内食をよりお楽しみいただけるよう、シンガポール航空は2020年6月中旬から、看板メニューのサテーやガーリックブレッドなど、お客様に人気のあるメニューを積極的に再導入します。また、どのようにすれば再びテーブルサービスで機内食を提供できるかについても関係当局と今後検討する予定です。
デジタルソリューションの取り組み
今後数カ月以内に、ラウンジでの食事のデジタルオーダーサービス、機内食のデジタルメニューを導入します。
また、シンガポール航空はSingaporeAirモバイルアプリで、同社が運航している世界中の都市に関する入国制限措置や入国後の行動規制に関するより多くの情報をお客様に提供できるよう強化しています。情報はお客様の予約に応じてパーソナライズされます。
さらにシンガポール航空は、お客様が空港にあるセルフサービスの端末で搭乗券や手荷物タグを発券する際、同社のモバイルアプリやQRコードを介して非接触で印刷できるようにするPrint-n-Goソリューションに取り組んでいます。
安心してご予約いただくために
シンガポール航空のウェブサイトで掲載しているCovid-19インフォメーションセンターでは、同社のブッキングポリシー、フライトスケジュール、およびその他旅行に関連する情報をまとめてご確認いただけます。e-brochureを含めた健康と安全に関する情報は、こちら(https://bit.ly/3h9cC4G)からご覧いただけます。
お客様により安心してご利用いただけるよう、ボーナスフライトクレジットの提供や返金のオプションをご希望されるお客様のために、シンガポール航空は同社の取り扱いポリシーを改定しました。さらに、クリスフライヤー(KrisFlyer)およびPPSステータスの有効期限と、マイルの有効期限も延長しました。