シンガポール航空、チャイルドミールでベジタリアン料理の提供を開始した。
その1:よりパーソナライズされたお食事体験が可能に
お食事の事前予約サービスを拡大
2018年の年末から、スイート・ファーストクラス、ビジネスクラスにて、機内食の事前予約を開始しました。これにより、すべてのお食事サービスのメインコースを事前にご予約いただけます。さらに2019年5月からはその範囲を拡大し、プレミアムエコノミーでも全てのメニューを事前にご予約いただくことが可能となり、よりお客様のご要望に添えられるよう取り組みます。世界の著名なシェフを集めた「インターナショナル・カリナリー・パネル」のシェフたちが創り出した素晴らしいメニューを含むブック・ザ・クックも引き続きご利用いただけます。
チャイルドミールと特別食を拡充
チャイルドミールでも、事前に3つの機内食メニュー(アジア料理、西洋料理、ベジタリアン料理)から一つを選べるサービスを2019年6月からシンガポール出発便にて開始します。同年8月からはその他のフライトでもご予約いただける予定です。またお客様からのアンケート調査を踏まえ、人気の特別食であるインディアン・ベジタリアンミールとムスリムミールのメニューの種類を今後さらに拡充します。
その2:ワインの拡充
スイート・ファーストクラス、ビジネスクラスでは、航空会社として世界で最多となる47種類ものブルゴーニュワインを18ヵ月でローテーションします。1989年に結成したシンガポール航空のワインコンサルタントが個別に様々な生産地やワイナリーを訪れ、品質の良い少量生産ワインのテイスティングや厳選も行うことで、このようなラインナップの拡充が実現しました。
その3:より健康志向な食事の強化
シンガポール航空が1998年に世界で初めて著名なシェフとの機内食開発を開始し結成した「インターナショナル・カリナリー・パネル(ICP)」のメンバーによるより健康志向な食事を提供します。近年、健康意識の高い旅行者が増加していることや、飛行機を降りた後でもスムーズにご活動いただけるよう、よりライトな食事の開発に取り組み、まずは2019年9月よりスイート・ファーストクラス、ビジネスクラスへの導入を開始します。食事には季節の食材を使用したり、バターやクリームの使用を控えオリーブオイルを使用したり、栄養価の高い食材を使用することで、体に優しい機内食を目指します。
その4:環境に配慮した取り組み
フードロスの削減
お客様や社員への調査結果とデータ分析を踏まえ、フードロスの削減に取り組んでいます。今後は、AIや機械学習などのテクノロジーを活用してデータ収集を自動化し、お客様の食事の消費傾向を学ぶことで、お客様の満足度を損なうことなく適切な量の機内食搭載に取り組みます。
プラスチック製品の削減
一度しか使用できないプラスチック製品の使用を減らし持続可能な代替製品を使用する取り組みとして、プラスチック製のストローやマドラーを順次減らし、2019年9月には全面的に紙製のストローと木製のマドラーへと切り替えます。お子様用おもちゃに使用しているプラスチック製の袋も紙製を採用します。その他にも、メニューカードやティッシュなどの一部紙製品はFSC認証を受けた製品を使用したり、お子様用おもちゃには環境にやさしい大豆インキを使用します。
持続可能な食料の調達
2017年より、環境における持続可能性の促進と地元農家の支援を行う「From Farm to Plane(農場から航空機まで)」のコンセプトを掲げています。これに関連し、屋内農園を手がけるアメリカのAero Farmsとコラボレーションしニューアーク-シンガポール間での機内食に使用したり、シンガポール発の機内食で使用される材料を2つの地元農家から仕入れます。その他にも、ベスト水産養殖業務(BAP)認証を受けた業者による地元の養殖魚も使用します。