宿泊施設向けの総合ホテルシステム「ラファールイン」などの開発・販売を行うシダン(秋田市)はこのほど、施設の経営と運用、業務の効率化などを支援するシステム「バイザーアシスト」を発売した。「売り上げや予約、集客に有効なプランの傾向が把握できていない」「会議資料や業務報告書作成に多くの時間を費やしている」といった施設に提案する。
このシステムを使えば、日・月・年で売上状況の確認や予算対比、稼働率や平均単価などの運営状況を簡単に把握できるほか、売上見込みや想定稼働率などの予約分析も可能。業務報告の簡略化に加え、経営会議資料の作成も行う。また、地域イベントと売り上げの影響度に関する分析ができるイベントカレンダーの機能もある。
クラウドサービスを採用しているので、インターネット環境さえあればどこでも使える特徴も。パソコン、タブレット端末、スマートフォンなどのマルチデバイス対応が売りで、例えば、出張先や移動の際の電車やタクシーの中からでもリアルタイムで売上状況の把握などが容易になる。「日々の業務が多忙すぎて現場にいけない。複数ある店舗を管理したい、といった施設の経営者、管理職に薦めたい」と同社。
バイザーアシストと同社のホテルシステムを連動させることで、売り上げなどの数値は簡単にアップロードされる。手入力の手間が省けるほか、宿泊プランとの連動も簡単にできる。
初期導入費用は、税別で20万円から。月額利用料は、1店舗当たり同2万円からとなっている。
この件についての問い合わせ先は、シダン・ホテルシステム事業部TEL03(6277)2819。
「バイザーアシスト」の画面