ザ・サウザンド キョウトは3日、宿泊者限定THE THOUSAND KYOTO アートツアーを開始した。
京都の豊かな知恵に触れる~パーソナル・コンフォート・ホテル「THE THOUSAND KYOTO(ザ・サウザンド キョウト)」では、2020年6月3日(水)より、館内に飾られている作品をめぐる宿泊者限定の「THE THOUSAND KYOTO アートツアー」を開始いたしました。
THE THOUSAND KYOTOのアートコンセプトは「YURAGI」と「UTSUROI」。京都の自然との接し方を手本とし、風に揺らぐ情景や、季節ごとに移ろう心地よさを、国内外で活躍する京都にゆかりのある美術家や若手の作陶家など、様々な分野の芸術家たちがそれぞれに表現したおよそ50点もの作品を館内に展示しています。
「THE THOUSAND KYOTO アートツアー」は、2020年6月3日(水)より毎週水曜日、朝の10時からおよそ30分の時間をかけて、多様な素材、手法で京都、自然を表した“コンテンポラリーアート”の楽しみ方なども併せてコンシェルジュがご案内する、宿泊者限定のアクティビティです。
悠久の時の流れを感じながら、また、緑や風を感じる歓びをイメージしながら、2020年この時、ここでしか感じることのできない「YURAGI」と「UTSUROI」をココロに留める、豊かな時間にしていただければと考えています。
■アート紹介(ツアーでご案内する作品の一部です)
「wind_form」 作者:WOW(1Fロビー)
THE THOUSAND KYOTOの象徴的な存在であるアートピースです。風と光を巧みにコントロールし、有機的な形と動きが作り出されています。透け感の美しいオーガンジーに6台のファンを使って下から風を当てることで、ゆっくりと姿を変え、形を変えてゆく、非常に柔らかな印象の作品。すべての人の意識に存在する「普遍性」や「永遠性」を感じ取ることができます。
作者プロフィール:東京、仙台、ロンドン、サンフランシスコに拠点を置くビジュアルデザインスタジオ。映像美の新しい可能性を追求し、世界中から注目を集めています。コマーシャルメッセージの映像表現から、さまざまな空間における映像演出など、既存の枠にとらわれない、幅広いデザインワークを行っています。
「羽化(うか)」 作者:井川 健(2F日本料理「KIZAHASHI」)
シャープなフォルムと美しい漆黒の色気ただよう造形作品。作品タイトルの「羽化」は、中国古代の信仰では、からだに羽が生え、仙人となって天へのぼることを意味し、お酒に酔ってよい気持ちになった時の例えにも用いられます。洗練された日本料理の店内に溶け込みつつも、その粛然とした存在感に注目。
作者プロフィール:1980年、兵庫県生まれ。2009年、京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程(後期)を修了し、漆塗りによる造形作品を制作する気鋭の若手作家です。現在は佐賀県で制作活動をしており、佐賀大学で後進の育成にも取り組んでいます。過去には、京都市東山区にある「現代美術艸居(そきょう)」にて展覧会も行っています。
「Eternal flow」 作者:増田 洋一郎(B1エレベーターホール)
吸い込まれそうな深い青が印象的な絵画。キャンバスにアクリルで描かれた、京都の川の流れにインスピレーションを受けて生み出された作品です。悠久の時の流れを経てきた鴨川と京都の千年の歴史をテーマに描かれた1枚は、無機質で小さな空間に不思議な存在感をアピールしているよう。
作者プロフィール:1981年生まれ、2005年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業。これまで国内外のラグジュアリーホテルやレストランに絵画を提供しており、室内空間にあわせた作品を生み出してきました。現在は東京を拠点に活動を行い、個展やグループ展での作品発表や販売も。また、人物やファッション、雑貨、クルマ等のイラスト制作も行っており、各分野で多様な才能を発揮しています。
「Dark river, Kamogawa」 作者:椛田 ちひろ(1Fロビー)
京都市内を南北に流れる鴨川から着想を得て、表現されたアート。インクジェット紙の上に黒色ボールペンで描かれた線1本1本からは、繊細さだけでなく、独特な力強さをも感じ取ることができます。館内の別の場所にはもう1点、京都盆地を流れる桂川からのインスピレーションを受けて制作された作品も。
作者プロフィール:線を重ねていくボールペン画と、筆を使わず指と手で描く油彩画の双方を手掛ける作家。そのユニークなタッチが評判となり、これまでシンガポールや中国、スイスなど海外の舞台でも個展などの展覧会を行っています。2004年に武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コースを修了。近作では鏡や水を使って表現した作品も発表しています。
「曲率-Curvature-」 作者:黒川 徹(1Fエントランス)
THE THOUSAND KYOTOのメインエントランスをくぐると、まず目に飛び込んでくるオブジェ。幾何学的な形態でありながら、温かでオーガニックな作品です。内側には空洞を含ませており、自然のかたち、自然の力学をもとに、重力をコントロールしながら生み出されました。あえて空間の中央に置かれていないことにも、意味があります。
作者プロフィール:1984年、京都府生まれ。2007年に筑波大学芸術専門学群美術主専攻彫塑コースを卒業、2009年には京都市立芸術大学美術研究科修士課程工芸専攻陶磁器を修了。身体記憶の中の忘れ去られた感覚を手がかりに、始原より受け継がれた人の精神の在りかを探りながら、現在は京都府亀岡市で作陶活動をしています。過去には、京都市東山区にある「現代美術艸居(そきょう)」にて、個展を開催しています。
■THE THOUSAND KYOTO アートツアー概要
開始日 : 2020年6月3日(水)よりスタート
ツアー日時 : 毎週水曜日 10:00~
所要時間 : 約30分
集合場所 : コンシェルジュデスク前
申し込み方法: 前日の18:00までに要予約
(フロントカウンターまたはコンシェルジュにて承ります)
その他参加者にはミニアート冊子をプレゼントいたします。
URL : https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/the-thousand-kyoto/plan/000359.html
※開催日、時間、ご案内するアートは予告無く変更となる場合があります。
■THE THOUSAND KYOTO 概要
京阪グループのフラッグシップホテルとして、2019年1月29日に京都駅前に開業。
『京都の豊かな知恵に触れる ~パーソナル・コンフォート・ホテル~』をコンセプトに、自分の好きなスタイルで食を楽しむカフェやレストラン、自分らしくいられる部屋、心身を癒す施設、そして京都らしいおもてなしや心づかい、個々それぞれに心地良いひとときを提供します。
日本の伝統・禅に通ずる引き算の思想をベースにしたシンプルな空間に、光・緑・アートで艶を添えるというデザイン空間は、2019年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞。
所在地 :〒600-8216 京都市下京区東塩小路町570番
アクセス:JR京都駅より徒歩約2分
開業日 :2019(平成31)年1月29日
階数 :地下1F~地上9F
客室 :3F~9F 222室
【施設構成】
イタリア料理/日本料理/カフェ&バー/宴会場/チャペル/ウエディングサロン/衣裳室/スパ/フィットネス/美容室/フラワーショップ
※地下1F~地上3Fで京都センチュリーホテルと接続
公式HP: https://www.keihanhotels-resorts.co.jp/the-thousand-kyoto/