日本航空(JAL)と新潟県佐渡市は1日、サービス教育に関わる連携協定を締結した。サービス教育プログラム「JALビジネスキャリアサポート」を通じて観光客へのおもてなし力向上を目指し、地域観光を盛り上げる人材の育成に取り組む。来年9月30日まで。
連携協定では、(1)佐渡市における観光・サービスの現場視察による課題把握ならびに実践的なアドバイスの実施(2)サービス品質向上を目的とした観光サービスリーダー向けマナー研修などの企画ならびに実施(3)おもてなし力向上を目的とした佐渡市の観光を担うスタッフと意見交換会の開催(4)定期的なサービスチェック、フォローアップの実施―などを行う。
今後は、国内、訪日旅行需要の回復に向けて、JALが培ってきた経験やノウハウを生かした高品質なサービス教育プログラムを、佐渡市の観光を担う市役所、観光案内所、旅館など各所で実施し、人材育成とサービス品質の向上を図る。また、JALがこれまで大切にしてきたおもてなしの心、感知力、対応力を生かした接客コンサルティングを通じた、接客マナーでの課題解決に向けたサポートが現地で1年間にわたり行われる。
締結式の様子